この作品は貞子と言えば誰でも知っているかもしれないが今は昔の映画なので見たことがない方もいるかもしれない、当時低迷していた邦画の中でも一世を風靡したと言える映画です。
日本の独特のホラー=陰鬱な雰囲気で見えない独特の恐怖があるものは多々ありましたが今思えばこれはこれはホラーブームの先駆け的な物で一段上の作品だったという印象があります。
当時も今も私は洋画派でめったに邦画は見ないのですがたまたま劇場に見に行く機会があってとても怖く面白かったという記憶があります。
呪いのビデオを見たものは一週間後に死ぬというただの高校生の間であった妄想のような噂、記者だった浅川が取材してみると現実の出来事だった事が次第に判明してきて淺川本人と息子もそのビデオを見てしまい、窮地に陥った浅川が元夫の高山竜司に助けを求めて手がかりを追っていくという流れですが作の中でタイムリミットで焦りつつもなんとか打開しようともがき呪いの情報を集めて解決しようと試みる高山竜司役の真田広之と浅川玲子役の松島奈々子、高山竜司を慕う大学の教え子の高野舞役の中谷美紀の演出がとても魅力的でした。
そしてビデオの井戸の中からTVを介して現実へ出てくる貞子、あれは当時本当に怖かったと思います。
顔が長い黒髪で見えなく唯一顔で見える部分が血走って睨む片目、そして昔の葬式を思わせる白い衣装でしょうか見たら本当に貞子がテレビから出てきて一週間後に呪い殺されるという感覚が残ります。
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