悪魔のいけにえのリメイク作品ですが、これは単体で非常にハイレベルな作品です。
要するに、水戸黄門な定番ホラーのセオリーでどれだけ怖がらせられるか、にチャレンジした意欲作なわけですね。
で、やるならアメリカンホラーの基礎を作った金字塔作品「悪魔のいけにえ」のリメイクでということでしょうか。
ザラッとした質感の映像のなかで映画としてなんの説明もなく大量虐殺を繰り返す変態一家。
まったく救いの無い状況で鳴り響くチェーンソー!!
最高です!
ポイントはイカレてるのは、レザーフェイスだけじゃないと言うこと(レザーフェイスのデザインは悪魔のいけにえのほうが衝撃的ですね)、家族そろって変態なのですよ(笑)
この辺は続編ビギニングで、吐き気を催すほど描かれてます。
レザーフェイスの登場も巨体で走ってくる姿はめちゃくちゃ怖いです。レザーフェイスに襲われたら絶対助からないだろうなという恐怖感は最高でした。
何度も見るとツッコミどころが色々あるにはあるんだけど、特にホラー慣れしてない人には衝撃の一作だと思います。
ところでネットではこれが実話だと信じてる方が多いようですが、これはまったくの創作です。
映画の最初と最後のドキュメント映像風の演出のせいでしょうね(上手いということですな)。
元になったエドゲイン事件というのはありますが、これは猟奇殺人という点だけが同じで状況はまったく違います。
またエドゲイン事件は「羊たちの沈黙」のモチーフにもなっていて、サイコ野郎映画の元になっている事件です。
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