アメリカ犯罪史上類をみない残虐性で有名な「レザーフェイス」をモチーフにした「テキサス・チェーンソー事件」の始まりを描いた作品。偶然通り掛かった旅行者を殺し、その皮で醜い顔を隠すレザーフェイス。その狂気に満ちた最初の行為が始まる…。
ビギニングってことで、レザーフェイスの生い立ちが描かれるわけですが、見たとこ作り手はそんなことはどうでもいいみたいですね。
前回とほぼ同じ展開といっても過言ではないです。
ただ正直吐き気を催しましたぜ。はじめてホラー映画で。
前回と比べても、巷のホラー映画と比べてもかなりスプラッターシーン増量です。
特に「バランスの問題だ」シーンはどうにもこうにも・・・。凹みます。
あーそれでそうなったのね、という合点はいくんですが。
シリーズ化すると、キャラクターの人物像を掘り下げて見てみたくなるのが作り手と観客の欲求ってもんですかね。ジェイソン・ボーヒーズも最終的にはかわいそうな子になってましたしね。
前回ではほとんど感情のない殺戮マシーンだったレザーフェイスも、今回では悲しいコンプレックスを抱えた少年に見えます(見えないか)。
だけど映画としてみたら、展開を考えあぐねた結果ぐだぐだ感はぬぐえず、ショックシーンのみで何とかしのいでるという感じがあります。
しかも致命的なのがテキサスチェーンソーの前編だということ。ということは前作にでてきたあいつもこいつも死なねえ(笑)
ホラーとしては前作と同じレベルを保ってますが
(ある意味それ以上に)、映画としては前作の方が勝ってますね。
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