ホステル リアリティのある恐怖

普段、ホラーものは邦画、洋画問わず基本的には全く見ないのですが、たまたまレンタルビデオ屋でクエンティンタランティーノが製作指揮とあったのであまり深く考えずにレンタルしました。

なので事前の知識も全くなくフラットな状態で見た次第です。

おおまかなあらすじとしては、主人公たちが旅行で東欧にいき、そこで美女たちといい感じになりますが

、とある施設に囚われ処刑人たちに拷問されてしまうという流れです。

最初学生達がワイワイしたノリで東欧旅行を満喫していますがそこから一気に恐怖のどん底へと物語が進んでいくのです。

この映画のなにが怖いかというと一言で言えばリアリティだと思います。

通常のホラー映画のように全くクリチャー的に怪物は出てこず、人が人を拷問して殺していくので非常にある意味怖いです。

その施設がお金さえ払えば会員になれて人を殺せるというのも、ほんとにこういう会員制の拷問クラブが世界のどこかに実在するのではないかというリアリティがありその設定が恐怖を増加させてます。

あとは拷問の描写が非常にリアルで怖いです。

わりと拷問シーンも見ていて気持ち悪いくらいにリアルに描かれているのでハッキリいって怖いです。

主人公は後半ワンチャンスをものして逃げ出しますが、途中で拷問された連中を偶然見つけたりして逆に殺したりするシーンもあり、すべてがハッピーな終わり方ではありませんが、最悪の終わり方は免れた感じです。

映画の舞台でもある東欧のとある寂れた町の感じも非常に説得力があり、映画を見終わったあとは偏見ですが東欧には行くまいと思える作品です。