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ザ・ホード 死霊の大群 海外のゾンビゲームに近い感覚

ホラー映画界隈で最近目覚ましい活躍で血しぶき満載の良作を連発しているフランスからの贈り物。

数々のゾンビ映画へのオマージュというよりも、海外のゾンビゲームに近い感覚。

ビルからの脱出だったり、驚異のスピードで迫り来るゾンビ達は正に「レフト4デッド」「デッド・ライジング」ライク。

冒頭の仁義無き犯罪アクション映画部の重苦しい雰囲気から一気にゾンビスプラッターに雪崩込み、非常に面白かったです。

後半のテンション高さが個人的には思わず「ウヒョー」と言いながら観てしまいました。

頭で思い描く「ゾンビ映画でこういうシーンが観たいなあ」というシーンがまんま出てきて、すっかり虜になりました。

狭い通路でのマシンガン乱射は素晴らしいですし、この映画の対ゾンビの早送りアクションが痛快でした。

今迄ゾンビ映画でゾンビを素手でボッコボコに殴り倒したこと、あまりない気がします。

出てくるゾンビ達は皆タフだが、一発で仕留めたりせずにあえて肉弾戦を挑むという無茶な展開で笑いを誘い、「オレはナイジェリア人なんだ!」とキレて壁に頭を打ち付けまくる下りには爆笑した。

あとはこの作品の一番の見所、1対ウン百。

たった1人で命を捨てて、噛まれたりなんだりを全く無視してゾンビと戦うあのシーンはまさしく「ウヒョー」でした。

DVDで持っててもいいかなと思いました。

オチはちょっとどうでもいい、というか、結局自分のことしか考えてないみたいな。

犯罪映画に戻っちゃったみたいな。

ま、食われて死ぬんだろうけど(笑)