イカれホラーのマスターピース「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー監督作の同じくイカれホラー。
雰囲気としてはホラーというより、恐怖映画的な、安っぽくて妙な映画。
とりあえず、あまり意味が分からない。
何が分からないかって、殺人鬼である宿屋の主。
彼自身がなんなのかさっぱり分からない。
いや、めちゃめちゃオカシイ人間なのは分かるんだが、その殺しといきなり殺人衝動にかられる理由とか、いきなり口走る意味不明な台詞とか、周辺の住人との関係とか、とにかく分からない事だらけ。
なんだこりゃ、てな展開とかありすぎて、頭が痛くなります。
その主意外の人物もはっきり言ってまともなんだかオカシイんだか。結構アバンギャルド。
途中出て来る家族のお父さんがなんだかわかんないけどヤバイ。あれ絶対病気。
そして観てて感じるのは怖いというより「うるさい」てこと。
宿屋でひたすら流れてるラジオ。
グラインドコアの絶叫みたいな悲鳴。
精神逆撫でする耳障りで妙な効果音と、やたら聞こえる森の動物達の鳴き声。
頭痛が増大しそう。
若干「いけにえ」を思わせる空気とかシーンもあるけど、「いけにえ」以上に意味不明。
しかし作品としてあそこまで突っ切ってない。
怖くないけどなんか嫌な、グダグダな映画。
余談
その後、エルム街の悪夢でフレディ・クルーガーを演じ人気を博すロバート・イングランドがニヤケ顔の女好きの不良役で出てます。
不良だけどワニに食われます。
余談2
当時のTV放送時の吹き替えバージョンが音声だけだとまるで時代劇みたいで面白いです。
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