韓国発のゾンビ映画。
一口にゾンビ映画と言ってもありきたりな「ゾンビが出てきてムシャムシャパクパクグエー」な映画ではなく、むしろそのちょっと後から終りまでを大衆ではなく個人を主人公にしたオムニバス(全7話/7話のみエピローグ的なもの)。
普通ゾンビ映画といえばゾンビがやってくるのから逃げたり撃ち殺したりするわけですが、これは自分の身近な恋人だったり家族だったりがゾンビになって困ったりする話です。
実際はウィルス感染者なので本来はゾンビではないんだけど、そこは目をつぶるとして。
とりあえず、1話目はよくわかんない内容なんだけど(これだけなんか浮いてる)、あとはゾンビが出てからの世界を舞台にし、各話が独自の物語を展開しているが、しっかり世界観を踏襲していて良いですし、メイクもチープながら血の色がイイ!
オムニバスなために各話は登場人物も少な目で、ある意味密室での物語になりますが、逆に良い効果を出してると思う。
低予算なのに下手に街中でゾンビとバトルされて貧乏臭いZ級の映画になるよりもずっと良いし、1話の時間が短いので観やすいし、楽しいです。
映像も綺麗目で、話によってはポップな感じもありますが、結構スプラッター/痛い描写もあるので、苦手な人は注意。
なかなか普通のゾンビ映画には無い切り口の話(ゾンビが人間に復帰後の話!)もあるので、楽しめました。
しかしまあ韓国でこれだけのものが作れるのに日本で何故作れないのか、作ったとしても何故クソなのか?(血の色とかね)
その気持ちで一杯です。
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