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伊香保温泉獣人(いかほおんせんじゅうじん)とは、群馬県伊香保温泉周辺で目撃されたという未確認生物(UMA)である。

群馬県渋川市にある伊香保温泉において、2006年に漫画家・箱ミネコ氏によってこの獣人の足跡が発見された事から話題になった。

撮影されたのは同年正月。子供を連れて身内の住まいに近い同所を訪問している最中、雪の残る道を子供と一緒に歩いていると、この奇妙な足跡を発見して携帯にて撮影。
撮影された写真には、小さな鳥の足跡と隣に、巨大な三本指の足跡が雪の中に残っている様子が写されていた。
その後、箱みねこ氏は、この地域で不明な生物の噂があったことから、その生物の足跡ではないかと思い、作家でありオカル研究家でもある山口敏太郎氏にこの写真を渡した。

 写真を受け取った山口氏は東京スポーツにこの写真を持ち込み、「伊香保温泉獣人として、2006年4月1日の新聞に掲載した発表した。なお、写真の掲載日がエイプリルフールであったため掲載時にはただの冗談だと受け取られたものの、掲載を依頼した山口氏曰く、これはエイプリルフールの余興ではなく、たまたまた掲載美が重なっただけだと言う。

ちなみに、山口氏と箱みねこ氏の対談においてこの獣人について言及しており、その内容をまとめると以下の通りになる。

・この足跡は伊香保温泉から10~15分ほどの郊外で撮影されたものである。
・最初に発見したのは箱ミネコ氏ではなく、その子供。
・大きさは犬程、形は鳥のようなもの。
・箱ミネコ氏自身はUMAの類はまったく信じておらず、家族にその写真をみせた所近隣で噂されたいた生物の話を聞き、UMAかもしれないと思ったと言う。

また、地域周辺に似たような獣人の目撃談は伊香保温泉だけではなく、群馬県の様々な地域で流布されている。

山口氏の知人であるUMA研究家の赤井氏曰く、赤城山の帆沼という場所で写真を撮っている最中、身長150センチ程で、全身が白く、顔と手の黒い日本足で歩行する猿を目撃したという。その猿はそのままカメラを向けるまもなく林の中に歩いて消えていったという。

その赤城山と伊香保温泉は距離にして18km程しか離れておらず、同一の生物の可能性があると山口氏は言う。

しかしながら、箱みねこ氏が目撃したという三本指の足跡は、箱みねこ氏自身が「猿の足跡とはおもえない」「哺乳類ではない」と否定している。
この事から、この足跡事態が群馬周辺で目撃されている猿に似た生き物のものかは定かではなく、今も何の足跡なのかは議論に尽きない。

もしも箱みねこ氏の言う通り、鳥の足跡だとしても、その犬程もあるそのサイズがあまりにも大きすぎるという事から、山口氏は「日本版ジャージー・デビルではないか?」という可能性を示唆している。
また、同様の二足歩行をする白い猿は世界各地で目撃例があり、代表的なものは「イエティ」などの大型の猿型UMAである。

どちらにしても、この奇怪な足跡や、謎の生物の目撃談などの情報も含め、群馬県全域の山間部には今もなんらかの未確認生物が生息している可能性が高いといえる。
また、同地域周辺えはUFOの目撃談なども多くよせられており、UMAやUFOなどが集中しやすいパワースポットとなっているのではないかという噂も広まっている。