●ネスキーの生態
ロシア、シベリアにある湖で目撃される大型の水棲UMA。有名なネッシーに似ていることからネスキーと呼ばれる。体長は6m〜20m、性格は獰猛で犠牲者も出ているという。体は巨大なヘビのようだというものやネッシーのような首長竜型というものもある。
●ネスキーの目撃談、正体
ロシア、西シベリアにあるオイミャコン村は地球上でもっとも寒い場所といわれる。ネスキーが目撃されているのは、海抜3000フィートにあるチェイニー湖で、この湖は水深が最大で7mしかないが、最大幅は91km、面積は約2000kmと広大だ。オイミャコン村に住む住人たちは、昔からこの湖に怪物がいると伝承していた。19世紀以降もその怪物が目撃された記録があり、ある記録では巨大な顎を持つ生物だったとされている。
ネスキーの姿はネッシーのような首長竜のようだという目撃情報が多い。一部ではヘビのようだったとか巨大なヒレと尾を持つとも言われている。
ネスキーの目撃は最近になって多くなっており、釣り人が船を転覆させられて湖に引きこまれたという情報もある。ネスキーは過去3年間で19人の犠牲者を出したと言われており、最近も59歳の男性が釣りをしているときに、ネスキーと思われる巨大な生物に引き込まれて亡くなった。犠牲者のほとんどは遺体が見つかっていない。一部は遺体が見つかったがそれは大きな歯で食べられたあとがあったという。この19人という数は分かっているだけのもので、地元住民によると実際にはもっと多くの犠牲者が出ているそうだ。
亡くなった59歳男性の友人によると、その男性はボートで釣りをしていたが、急に何か大きな獲物がかかり、つり上げようと立ってリールを巻き始めたが、ものすごい力で引っ張られてボートが転覆してしまったという。その男性はそのまま水中に引きずり込まれて助からなかった。また別の犠牲者が死亡したときも、目撃者によるとボートが激しく揺れてから水中に引きずり込まれたという。
このチェイニー湖には昔から怪物が住むと恐れられており、被害は最近だけではない。UMAの中でもトップクラスに凶暴で、危険度が高い。しかしネスキーに関する本格的な調査は行われおらず、詳細は分からないままになっている。遠くから撮影された写真が存在するが、そのシルエットは長い首をもたげて水面に顔を出しているように見え、巨大なヘビか首長竜のようだ。
ネスキーの正体は何なのだろうか。考えられるのは新種のヘビやワニである説だ。チェイニー湖は最大水深が7mと浅いため完全に水棲の巨大生物がいるとは考えられない。しかし非常に広大であるため、巨大なヘビなどは存在するかもしれない。またチェイニー湖には大型のコイが生息するという。ボートを転覆させた生物と、人間を食べた生物は別の生物であるということも考えられる。もしかしたら大型でボートを転覆させている大型のヘビのような生物と、引きずり込まれた人間を食べた魚などがいて、それらが混同されてネスキーという未確認生物がいると思われているのかもしれない。
冬には凍結するという極寒の地であるため、本格的な調査を行うのは難しいのかもしれないが、今後新たな情報が明らかになることが期待される。
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