シャドーマンとは、名前を直訳すれば「影男」だが必ずしもその形状をとどめたものだけを指さず、モヤのような存在全般を表したUMAだ。様々な所で存在が確認されているため、一部の人達は「幽霊ではないか」という声も上がっている。
シャドーマンと言う名前以外にも、シャドーピープルやシャドービーイングなど、地域によってもその呼び名は変わってくる。
UMAとしての存在よりも、どちらかと言うと心霊現象やそれに類する怪奇現象として捉えられる場合が多く、UMAとしての扱いだけではないようだ。動画などでも撮影に成功した例もあり、人型や単なるモヤのように写っている場合など、出現の仕方も様々だ。
またシャドーマンは人間の視界に映る場合も多く、視界の隅に写ったかと思えばその後すぐに消滅した、という目撃例が多いようだ。視界に写ったというだけならば医学的にはそうした錯視も確認されているため、UMAとしての存在は怪しくなってくるが、写真などによって撮影されているため一概には錯覚とはいえないというのが現状だ。
シャドーマンは日本でも目撃例があり、東京の浅草などで撮影されたシャドーマンの写真も存在している。日本の妖怪談などにもこうした「影男」というのは存在しており、同じように見えたと思ったら即座に消えてしまう。という部分ではシャドーマンと共通点がある。
このように日本人の文化にも非常に馴染みの深いUMAだが、世界中で目撃、撮影されたものの中には、人の形を取っていないものも数多くあることは事実だ。
例えばアメリカなどで目撃、撮影されたシャドーマンは小人のように小さく、高速で移動する様子が撮影されたものなどもある。その他にも森のなかを散策している動画の中で、ある箇所に違和感を感じた撮影者がカメラを向けると空間が歪んだようになっており、高速でそのまま逃げ去っていくという動画もある。
このようにはっきりと人の形で映るものもあれば小人のように小さかったり、巨大であったりと様々なようだ。ただ、シャドーマンが普通の幽霊などと違う点は高速で移動する様子がはっきりと写っていたり、シルエットがくっきりと分かるような場合が多いという点である。
このように、単なる機械の故障や錯覚、心霊現象とは一線を画した存在のシャドーマンだが、実際のところ正体ははっきりとはしない。
一部の人達はシャドーマンは異次元から来た人だという人もいる。つまり3次元以外の世界から迷い込んだ住民であるというのだ。
3次元以外の世界から来たものがカメラや視界に映るのかは疑問だが、物理学の世界では10次元、11次元辺りまでの存在が理論上存在している。
また同じような考えから並行世界から来た住民だとする説も上がっている。平行世界とは今私達が生活している世界とそっくり同じ世界が存在している、とする説(パラレルワールド)が有名だ。
またシャドーマンは単なる異世界人などではなく、幽体離脱している人の姿が写ったのではないかとする説もある。ここまで来ると心霊現象だが、実際に幽体離脱などの経験談をみると、壁をすり抜けたり、空中をスムーズに移動するといったことも語られており、シャドーマンの特徴と酷似しているのも事実だ。
シャドーマンは姿がはっきりとしているわけでもなく、大きさやシルエットも様々でほとんどつかみ所のないUMAだといえる。しかし同時に撮影に成功した件数も非常に多く、ただのうわさ話や錯覚などでは片付けられないのも現状だ。
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