アフリカ大陸には様々な動植物たちが暮らしている。まさに野生の楽園であり、人類未開の地も多く存在している場所でもある。毎年、いくつかの新種の生物が発見されて研究者たちを驚かせるこの地では、UMAの目撃証言もたくさんある。アフリカ各地で多くの種類のUMAが存在すると考えられており、証拠となる写真や骨などが見つかることも多々ある。それらの存在がはっきりして世間に知られる日もちかいのではないだろうか。
今回は、その中でもガッシングラムという未確認生物を紹介する。その生物は中央アフリカ共和国にいるといわれている。中央アフリカ共和国はその名の通りアフリカ大陸の中央にあり、スーダン、南スーダン、コンゴ民主共和国などと隣り合っている国家である。もともとフランスの植民地であったため、共通語はフランス語で、地元の言葉である、サンゴ語も使用されている。
歴史的にはアラブ人による奴隷貿易のための支配やフランスの植民地化、その後、独立してからもたびたびクーデターによる政権交代が繰り返されるなど激動の歴史を持っている国家である。現在でも混乱は続いており、2013年からは無政府状態に陥ってしまい、アフリカ連合、フランスから支援を受けている。
そんな中央アフリカにガッシングラムがいるとされている。ガッシングラムの姿は大きな猫のようであるとされる。おそらく巨大なネコ科の生物であり、その姿はライオンよりも大きいという。体毛はライオンよりも濃い茶褐色をしていて風貌はライオンに似ているそうだ。現在までに、決定的な写真や証拠などは残っていないものの、地元の人々の多くが目撃証言を残している生物である。
そして、興味深いことに中央アフリカにはほかにもネコ科の未確認生物の目撃証言がある。ヴァッソコという名前で知られており同じように大きな猫のような見た目であるとされる。こちらは子どもの死骸が目撃されたり、バスの運転手による目撃証言などがある比較的信憑性の高いUMAである。ヴァッソコはサーベルタイガーのような見た目をしているといわれていることに比べて、ガッシングラムのほうはライオンに似ているという証言があることから、違う未確認生物である可能性が高いと考えられている。さらにアフリカ大陸にはほかにもヌンダという名前のネコ科の未確認生物が存在するといわれている。それらのほかにも様々な異なる種類のネコ科の未確認生物が確認されている。
研究者たちの間では、それらの目撃証言の多くは本物の猫を見間違えたか、その他確認されてる生物との勘違いではないかと考えられている。しかし、一方で信憑性の高い証言や、実物の生物の死骸を発見していることもある。これらの証拠は無視できるものではない。よって、確かに未確認生物は存在しているのではないかと考える人々も多くいるのである。また、確かに未確認生物は存在するものの、目撃されているそれらの多くの種類のネコ科の未確認生物たちは一種類の未確認生物なのではないかと考える研究者もいる。
ガッシングラムやその他のネコ科の未確認生物たちは本当にいるのか、現在のところそれらをはっきりさせるような証拠はなにもないものの、近い将来には確認される日も来るかもしれない。
コメントをするには会員登録が必要です