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ローペン(デーモン・フライヤー)

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"ローペン(英:Ropen)は、パプアニューギニアで目撃される翼竜のような未確認生物の名前である。

1940年以降、パプアニューギニアで目撃情報が相次いでいるのが謎の生物「ローペン」だ。
ローペンとは現地の言葉で「空飛ぶ悪魔」を意味する。
目撃情報によればこのローペンの様子はまるで太古の昔、地球に生息していた翼竜そのものである。
現地では撒き餌用の魚を積んだ漁船の周囲に群がることもあるといい目撃例も多く、近年では写真や動画などでもその姿が数多く撮影されている。
その目撃情報の多さからか、1994年以降には研究者らによりローペンをめぐる本格的な調査が実施されている。
アメリカのイリノイ大学教授、M・E・クラーク博士や、テキサス州のクリエーション・エビデンス博物館館長であるカール・E・バーグ博士らは自らニューギニアの地へと赴き、ローペンの姿を目撃することに成功したと発表している。

むろん、これらの目撃報告に対して反対する見解も存在し、ローペンは現地に多く生息するオオコウモリ(体長2mほど)を見間違えたものであり、翼竜ではないとするものである。仮に翼竜であるならば、これまで目撃されていなかったことはおかしい、というようなものである。ただしローペンは6~7mほど、オオコウモリは2mほど。あきらかに大きさが違う時点でオオコウモリ説にも疑問が残る。

パプアニューギニアでは昔からしばしば「デーモン・フライヤー(悪魔の鳥)」という異名で恐れられている、翼竜のような謎の生物が飛行する様子を目撃されている。
ローペン、デュア、ワワナル、クンデュア、セクロバリ、インバダ、ゼングクロバリなど、地域や部族ごとに呼び名が違うが、目撃されている翼竜は半ば神格化されているようだ。
その名前が示す通り、ローペンは非常に攻撃的だといい、人間に襲い掛かった事例も報告もあるという。

ローペン(デーモン・フライヤー)の外見は灰色、もしくは体毛はなく黒褐色の肌にとがった嘴、ギザギザの歯、尖った耳と先端が二股に分かれた舌を持つといわれ、翼には鋭いかぎ爪がついている。また長い尾も持っており、尾の先には菱形のヒレがついていることが撮影された写真や動画からも確認する事ができる。
体長は個体差がありはするものの、大きいものだと6~7m程にもなるともいわれ、非常に巨大である。
ローペンは夜行性で普段は洞窟に住み、爪を使い直立した状態で木の幹にとまるという。
主食は貝や木の実だが、稀に遺体を貪ったという例もあり、雑食性と思われる。

ローペンの正体はプテラノドンの生き残り説、またはランフォリクスやディモルフォドンという翼竜の生き残りではないかという説がある。

変わった特徴としては、個体によっては夜になると体が発光するものがいるという。この光を現地の人々は「ローペンライト」と呼ぶことがある。
最近ではローペンライトが減少してきていることから、ローペンは絶滅の危機に瀕しているのではないかとも考えられている。
それを裏付けるかのように近年では目撃頻度が落ちており、2009年には早稲田大学の探検部がローペン発見にトライしているが、結局発見することはできなかったという。

だがこのローペンが話題を呼び、多くの観光客が訪れているのは事実である。
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