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カドボロサウルス・ウィリス

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"カドボロサウルス・ウィリスは北米西岸沖の太平洋に生息するとされる巨大な海蛇である。
名前の由来は、目撃情報のあったカナダのブリティッシュ・コロンビア州カドボロ湾にちなんで、1933年に新聞編集者アーチー・ウィリスが古生物の学名に使われる「サウルス」を付けて命名した。現在はカドボロサウルスとだけ呼ばれることが多く、「キャディ」の愛称でも知られる。
目撃情報は過去200年に300件を超えるとされ、場所も北はアラスカから南はカリフォルニアのサンフランシスコ湾に及ぶが、カナダのバンクーバー島周辺が最も多い。
北アメリカの西海岸に住む原住民にとって、カドボロサウルスは古くからなじみのある存在で、この生き物を連想させる絵や神話はアラスカからバンクーバー島にまで分布している。アラスカの原住民イヌイットはカドボロサウルスが近寄らないように、その絵をカヌーに描いているほどだ。
1930年代から60年代にかけて、アラスカの氷河やカナダの沿岸でいくつかの正体不明な骨や海洋生物の腐った死骸が発見され、カドボロサウルスのものと考えられた。
このうち1937年と1947年に見つかった死骸は写真が残されているが、専門家の鑑定によりヒゲジラの胎児とサメだったという報告が出されている。このように、これまで見つかった物的証拠とされているものは、今のところクジラやサメ、ゾウアザラシなどの死骸と考えられている。
1968年と1991年に捕獲したという話もあるが、それを証明するものは残っていない。
カドボロサウルスを研究している、バンクーバーの生物学者エドワード・ボウスフィールドとブリティッシュ・コロンビア大学の海洋学教授ポール・レブロンドは、およそ160件にのぼる目撃情報を基に、この生き物の特徴をまとめた。
全長は5mから15m。その姿はヘビのようで、身体を伸び縮みさせる柔軟性がある。頭は馬、羊、キリン、ラクダと複数の証言により異なるが、動物に似ているという。口には釘のような歯がある。首の長さは1mから4mで、タテガミのような毛が生えており、コブのような盛り上がりが二列になって続いている。一対の前ヒレがあり、身体の最後部には中央が裂けた平らな足ヒレが付いている。泳ぎは海面で時速37kmととても速い。
バンクーバー島周辺の目撃は12月から4月が最も多い。その他の地域の目撃情報を合わせると、一年を通して暑い季節は北に、寒い季節は南へ移動していると考えられている。
カドボロサウルスの正体はアシカ、深海魚のリュウグウノツカイ、ウバザメ、パイプフィッシュ(楊枝魚)といった意見がある一方で、先に述べたカナダの学者たちは巨大な海棲恐竜の子孫か原始的なクジラとする大胆な見解を述べている。その主張の根拠としているのは、カドボロサウルスが出没する北西太平洋は世界で最も深い海域であり、未知の海洋生物が住処とする環境になりうると考えられているからだ。
2009年に猟師のケリー・ナッシュは、アラスカのナシャガク湾で10頭以上のカドボロサウルスを映像に収めたという。その映像は2011年にアメリカのディスカバリー・チャンネルでごく一部が放送された。現在YouTubeで見ることができるが、波と区別がつきにくく怪物の姿とするのは困難な代物である。

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また漁師が波とキャディを見間違えることはないかと。。

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1968年のキャディ捕獲事件では、可哀想なのでキャディを逃がしてしまったそうです(~_~;) 詳しいエピソードもあるので本当だと思いますよ。

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