モンゴリアン・デス・ワーム(Mongolian Death Worm)はゴビ砂漠周辺に生息するといわれている、巨大なミミズやイモムシのような未確認動物(UMA)。牛の腸に似ている事から、現地ではオルゴイコルコイ(olgoi-khorkhoi、モンゴル語: олгой-хорхой、腸虫の意)と呼ばれている。モンゴリアン・デス・ワームの捕獲例は無く、撮影された映像も存在していない。
体長は約50cmで、成虫は1.5mにも達する。体重は約9kg、体色は暗い赤色をしていると言われているが、発光するデス・ワームの目撃談も存在する。通常は地中に掘った穴の中に潜んでいるが、ゴビ砂漠に雨季が訪れる6月から7月にかけて地上に現れ、出現時に周辺のクモやヘビは姿を消すといわれている。デス・ワームはGoyoという毒性の植物の周囲を好み、Goyoの毒の成分を体内に取り込んでいる。
獲物を見つけたデス・ワームは両端を跳ね上げるような仕草を見せて相手を威嚇したあと、飛びかかって毒液を吹きかける。致死性の毒液は蒸気状で黄色く、触れると酸に触れたような痛みを感じるが、7月を過ぎると毒性は大きく低下する。また、離れた相手に電撃のような刺激を与えると言われているが、動物学者イワン・マッカールはこの特性を噂話が誇張されたものだと疑問視している。
1800年代初頭にロシアの調査隊がデス・ワームの存在を認識し、数百人がデス・ワームの毒によって死亡したと伝えられている。ソビエト連邦崩壊後、外国人によるデス・ワームの調査が活発になる。
1990年から1992年にかけてチェコの未知動物学者イワン・マッカールがゴビ砂漠南端でデス・ワームの調査を実施し、多くの目撃談を収集した。
2005年に動物学ジャーナリストリチャード・フリーマンを中心とするイギリスの研究チームがデス・ワームの捜索を実施した。捜索前、フリーマンは致死性のある毒は伝説的なものとした上で、デス・ワームは実在の生物である可能性が高いとしていた。しかし、フリーマンはデス・ワームを発見できず、デス・ワームを架空の生物と結論付けたが、調査の過程では地中を掘り進む爬虫類と思われる無毒の生物も目撃された。
引用元
https://ja.wikipedia.org/wiki/モンゴリアン・デス・ワーム
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