サナダムシという寄生虫をご存知だろうか?
人に寄生する寄生虫の一種だ。女子高生の体から10mを超えるサナダムシが出てきた話が有名で、東京の寄生虫博物館にその剥製が置いてある。
じつはこのサナダムシ、寄生されても特に人体に影響のない種と、寄生されれば死をももたらす種もあるのだという。
こういう話がある。
数十年前、Aさんと一緒に食事をしていた友人がトイレから出てくると、サナダムシが出てきたという。
当時は普通に一般人でもサナダムシを取る方法が定着していたため、Aさんはその友人にサナダムシを取ってくれるように頼んできたそうだ。
サナダムシの取りかたというのは、ぬるま湯をはった洗面器を用意し、尻の穴から出てきたサナダムシの先をぬるま湯につけながら割り箸のような細長いものに巻き取っていくと言うものらしい。
そこでAさんがゆっくりとサナダムシを巻き取っていたのだが、そのサナダムシが巻き取られているのに気づいたらしく上の方に向かって移動し始めたらしい。
しかし、慌てて巻き取って途中で切れてしまうとサナダムシは再生能力があるので再び体内で成長するので切らないように巻き取り続けてていたそうだ。
30分ほどすると寄生されていた友人は、大量のゲロとともにサナダムシの頭を口から吐き出した。上へ上へと移動したサナダムシはとうとう口から頭を出したのだが、尻の穴からはまだサナダムシの尻尾が出たままで巻き取ることも押し込むこともできなくなっていた。
慌てて医者を呼んだらしいが、結局その友人はサナダムシが喉を塞いだままだったので窒息死したそうだ。
サナダムシは成長すると10mを超えるものもいて、腸壁を食い破ることもあるらしい。
寄生虫にはこまめな検査と早めの駆除を。
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