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こどもは死を予感する

 昔のTVは、よくオカルトを放送していた。
 オカルトは、定番ネタが多く、知れば知るほど怖さを感じなくなってしまう。
 ところが、私が幼いころ見たなかに、最近になって不気味さが蘇ってきた話がある。
 それをご紹介したいと思う。

「お絵かき」 といって、小さい子に絵を描かせることがある。
 こどもは自由に絵を書くが、こどもだけに変わった絵を書くこともある。
 ある子は、足が曲がった絵を書いた。
 先生は、その時は気に留めなかったが、その後その子が車にはねられ足を骨折したことを知った。
 自分の顔と、黒い縁取りを書いた子もいた。 その子は病気で亡くなったが、葬式の遺影は、その絵とそっくりだったという。

 そのような経験をしたため、その先生は、事故にあったり、亡くなったりしたお子さんの家を訪ね、生前の絵を見せてもらうという調査を重ねた。
 すると、多くの子がその事故や死を予感させるような絵を書いていたことが判ったという。

「自分の周りを水色に塗った絵を書いた子がいましてね、その子は池で溺れて亡くなりました。 空を飛んでいる絵なんかも危ないです。 水辺に注意してください。 あと、黒い縁取りがあるとか、黒い人ばかりいるような絵を見たら、特に注意してください。 もしかしたら、こどもには自分の葬式の情景が見えたのかもしれません。」

 ずいぶん昔の話なので正確でないかもしれないが、主旨はそのようなものだった。
 
 この話を思い出したのは、児童の作品展に行き、空を飛んでいるような絵や、大きな炎に包まれているような絵が貼ってあるのを見たからだ。
 空想や、キャンプファイアーを思い出して書いたのなら何も問題はないが、溺死や焼死の情景が見えていたとしたら・・・
 お子さんがいる方は、先ほどの先生の話を心得て、こどもの絵を見ていただきたい。

小さい子には何かを直感的に感じたりするのでしょうか…。大変興味深いお話ですね!

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