トルコ・イスタンブールのトゥスパ遺跡から、謎のロケットが発掘された。見つかったのは、古代ウラルトゥ王国の遺跡からで、その年代から約3000年前に作られたものと推定されている。長さ22cm、幅7.5cm、高さ8cmのロケットには、コクピットや膝を抱えて座る操縦士の姿を見ることができる。また、操縦士の後ろには垂直翼、後部からはジェット噴射のノズルのようなものが3本出ている。よく見てみると、操縦士は宇宙服のようなものを着てはいないだろうか。このような点から、これはロケット、もしくは飛行機を象ったものだと推測できる。
だが、紀元前の時代に空を飛ぶ乗り物の存在は確認されていない。
トルコ近辺、メソポタミアには、非常に発展した文明があった。シュメール人によって作られた文明は、その内容の高度さに驚かされる。先行する文明がないのにもかかわらず、文字、文学、建築から裁判や行政の仕組みも取り入れられていた。また、月の満ち欠けによって年月を計る太陰暦を編み出したのも彼らで、日食や月食、惑星の動きまで詳細に予想することができたと、現代の専門家を驚かせた。
では、それらはどのようにしてもたらされたのだろうか。
シュメール人は紀元前3800年頃、原住民の農耕民族の前に突如現れ、メソポタミアの地に繁栄をもたらした。彼らは王制国家を築いたのだが、なんと初期の王の王位が1万年を超えているという。その点から、「シュメール人は人間ではないのでは?」という考えがされるようになった(もちろん、王の名前が受け継がれていったとか、記録が残っていないという説も存在する)。では、人間以外で文明を作れる生命体は何なのだろうか。
ここで出てくるのが「古代宇宙飛行士説」である。何者かが地球へ来訪し、メソポタミアの地に高度な文明を築いた可能性があるのだ。それを裏付けるものが、彼らの遺跡から発掘されている。
何万枚と見つかっている、くさび形文字で書かれた粘土板に記された古文書によれば、シュメール人はアヌンナキという神の集団によって作られたと信じていた。また、われわれ地球人は、アヌンナキとサルの交配によって作りだされたとされている。
つまり宇宙人がシュメール人を作り、それらを利用して地球に文明を築いていった。寿命の長い宇宙人が王位につき、治世をしていったと考えることはできないだろうか。
シュメール人が滅んだ理由として、アッカドやバビロニアの支配によって姿を消した説や、灌漑の果ての塩害によって滅んだ説などがある。灌漑説については、メソポタミアの刻文に「黒い耕地が白くなり、平野は塩で埋まった」という記録があり、その事実を裏付けている。
シュメール人の都市が衰退した後に、謎のロケットが作られたウラルトゥ王国では灌漑が盛んに行われた。また、シュメール人たちも灌漑を得意としていた。このことから、住む場所を無くしたシュメール人たちが散り散りになり、各地でまた都市を築いたとは考えられないだろうか。元の都市ほど発達しなかったのは、知識を持っていたのはアヌンナキに限られ、人間は彼らの指示に従い動いていただけとすれば、高度な技術が他の場所に現れなかったことの説明がつくだろう。
アヌンナキが各地に散ったシュメール人を探すため、宇宙船に乗って世界中を飛び回っていたのなら。同じような年代に他の場所で作られた空を飛ぶ乗り物の像も、彼らを象っていると考えることができてしまうのだ。
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