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NASAのスペースシャトル「STS059」が宇宙から撮影した写真に、ある巨大な「橋」が写りこんでいた。それは石灰岩でできた砂州と浅瀬の連なりであった。
場所はインド南部とスリランカの間にあるポーク海峡。長さ48キロのこの橋はちょうどインドとスリランカを結ぶような形で写っている。

マドラス工科大学の研究グループによれば、陸橋は砂洲の連なりで構成された独特のカーブを描いており、人工物の雰囲気が濃厚に漂っているという。また、興味深いことにこの「橋」は古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』で語られている神話上の「橋」とそっくりなのだ。
神話では、ラーマ王子が奪われたシータ妃を救いにランカ島(スリランカ)へ渡るため、巨大な橋を建設することになる。そこで、天界の工匠神の息子ナラの指導のもと、大勢のサルたちがわずか5日で長大な橋を完成させたという。現地では「ラーマの橋」とも呼ばれているようだ。

ちなみに『ラーマーヤナ』は、紀元前5世紀に原型ができあがり、紀元前2世紀にはほぼ完成したといわれている。そして件の橋の建設だが、それはなんと今から175万年前の出来事だとされている。

「ラーマーヤナ」に記された橋の建設は175万年前で、実際に今の橋がこの時代から作られたものではなさそうだが、『ラーマーヤナ』の伝説に基づき西洋に初めて紹介されたのは9世紀で、アラブ人歴史家が「海の橋」と名付けた。18世紀のオランダの地図にも同名で記載された。アダムズ・ブリッジとしたのは1804年のイギリスの地図で、スリランカにあるアダムスピークに、この世で最初の人間であるアダムが行く時に渡ったという伝説に基づいた。

記録によると1480年のサイクロンで壊される前は非常に浅く、歩いて渡ることが出来たという。

写真に写った「橋」の位置は、まさに神話とぴったりなのだ。そしてまたこの「橋」が実際に超古代に建設された橋だとすれば、この叙事詩が事実に基づいて書かれていたことになる。もちろん、大海の水をせき止め、わずか5日で長さ48キロもの橋を建設する技術など、現代に生きる我々ですら想像さえできない。
 
もし、それが事実だとすれば、いったいいかなるテクノロジーが用いられていたというのだろうか?
"失われた科学"が存在した、と飛躍した解釈でもしないかぎり、この「アダムの橋」の存在は説明がつかないのである。

引用元
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B8
http://historyholic.blog114.fc2.com/blog-entry-45.html
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51723609.html