エクソシスト 悪魔憑きの恐怖

「エクソシスト」は、悪魔憑きを描いた有名なホラー映画です。エクソシストとは、「悪魔ばらい師」のことをさすのだそうです。欧米のキリスト教圏では、悪魔に取り憑かれるということが一部ではいまだに信じられていて、そんな悪魔に取り憑かれた人から悪魔を祓う神父さんなどのことですね。日本でも狐憑きに神官がお祓いをして狐を祓うというようなことがあるようですが、それと同様なものなのでしょうか。いずれにせよ、キリスト教について詳しい人なら、この映画の怖さもまた格別だろうと思います。もちろん、キリスト教や悪魔について知らない人でも、この映画は見ていてものすごく怖いのですが。女優のクリスの1人娘リーガンに、ある日悪魔が取り憑きました。悪魔が取り憑いた少女の顔は本当に恐ろしいです。この特殊メイクはすごいものだと思いました。少女リーガンがもともと可憐な少女なだけに、その変貌ぶりが怖いです。リーガンは悪魔の声、つまり男性の声で、卑猥な言葉をまき散らし、おぞましい動作を続けます。母親のクリスは、リーガンを助けようと、悪魔祓い師(エクソシスト)の神父さんに悪魔祓いを依頼します。まずはカラス神父、さらにメリン神父の二人のエクソシストが、全力をつくして少女に取り憑いた悪魔との戦いを始めます。なかなかリーガンの身体から出て行こうとしない悪魔。二人の神父たちの努力にもかかわらず、リーガンに取り憑いた悪魔はますます力をつけてくるように見えるのですが・・・。ようやく悪魔を祓うことに成功したエクソシスト。おぞましくも恐ろしい悪魔憑きの物語でした。