エイリアン 閉ざされた空間での恐怖感

「エイリアン」は、シガーニー・ウィーバーが主演のSFホラー映画で、人気が出てその後続編もいくつか作られました。エイリアンとは、異星人のことです。宇宙で未知の生物と遭遇した人類の恐怖と、エイリアンたちとの戦いを描いています。主役が女性のシガーニー・ウィーバーであるところが当時として新鮮な感じでした。宇宙船ノストロモ号は、宇宙探索を終えて、地球への帰還の旅をしていました。途中でとある惑星に立ち寄るのですが、そこには謎の生物の卵がぎっしりと存在していました。探索に出てきていた隊員の一人に、突然卵から何かが飛び出して入りこんでしまいました。他のメンバーは彼を宇宙船に連れ戻します。しかし、それは惨劇の始まりでした。惑星にあった卵はエイリアンの卵で、エイリアンの幼虫は人間などの生物に寄生し、お腹でその生物の栄養を奪って成長し、やがて成長するとお腹を突き破って出てくるのです。エイリアンに入りこまれた隊員はいったん回復したかに見えたのですが、ある時突然苦しみだし、彼のお腹から恐ろしい生物がお腹を突き破って出てきます。ヘビのようなその幼虫は船内のどこかへ逃げていき、寄生されていた隊員は死亡しました。この時、メンバーたちは、おそるべきエイリアンが宇宙船の中に入り込んだことに気がつきます。宇宙船の中という閉ざされた空間の中で、姿が見えない、所在の分からないエイリアンの存在を恐れるメンバーたち。エイリアンは更に成長して次々に宇宙船の隊員たちを襲い、リプリー(シガーニー・ウィーバー)を残して全員死んでしまいます。リプリーは必死の戦いの後、エイリアンを何とか宇宙空間に放り出すことに成功し、脱出用の小さい宇宙船に乗り込んで脱出するのでした。逃げ場のない宇宙船の中で、いつエイリアンに襲われるか分からないという状況が非常に恐ろしかったです。