文章作成の基本と応用

 今まで活動してきて、基本的な文章作法というものをしっかりおさらいしてなかったことに気が付きました。今更釈迦に説法かも知れませんが、参考になればと思います。
例えば──

○改行した後、文頭では一マスあける。
○三点リーダを使う時は、「・・・」ではなく、「…」を使います。二つ続けて「……」と入力することが多いようです。ただ二つ繋げるというルールは由来や出典が不明なようで、必ずこうしなくてはならないというものではないようです。いつの間にか広まった慣用表現と考えた方がいいのかも知れません。ちなみに三点リーダは「・・・」を変換すると「…」のように一マス分で入力できます。(2017/4/15に修行者様のご指摘で修正しました)
○二重鉤括弧『』は鉤括弧「」の中で鉤括弧を使いたい時に使用する。
○「!」「?」マークの後で改行せずに文章を続ける場合、一マスあける。
○セリフの末尾「」では、句読点をつけない。
○「─」で文を挟む場合は「ーいろはにほへとー」のように最初と最後に一つずつ使い、文を挟まず末尾に使うときは「──」のように偶数つないで用いる。ちなみに「─」は「罫線」を変換することで出てきます。

 無論、このサイトでのフォームでは作法に従うと却って不自然になる、ということもあるでしょう。あるいは、演出上あえて無視する、ということもあると思います。それでも、一応基本はこう書く決まりになっているということを知っておけば無駄に我流に陥らずに済みます。

 そういう訳で、
○文章作成の決まり事について、質問や紹介をする。
○あえて作法を無視するべきかについて、具体例を挙げて相談する。

また、応用編として
○どのように物語を作っていくか。
 について、創意工夫や思うところも語って頂きたいと思います。

こうした意見交換によって、作品の質の向上に役立てていただければと思います。
皆さまお気軽に、かつ礼節を持ってお願い致します。

あ、修行者様、サミエルちゃんと遠藤マコト君の話、これ本格的に作ってみてはどうでしょう。面白くなりますよ、絶対。

返信

修行者様、詳しくご説明いただきありがとうございます。
物語のほとんどの配役はご紹介頂いた内容で十分かと思います。
むしろ短編ホラーだとここまでキャストを用意するのは不可能ではないでしょうか。これらは長編向けですよね。
①主人公(ヒーロー、ヒロイン)
②準主役(脇役)
③2枚目
④3枚目
⑤端役(モブ)
⑥トラブルメーカー
⑦好敵手(ライバル)
⑧トリックスター
⑨ジョーカー(規格外)
⑩敵役
⑪ダークヒーロー、ピカレスク
のうち、トリックスターとジョーカーは場合によっては重複しますよね。例えば藤崎竜先生の『封神演技』の申公豹など。おや? 今気が付きましたが『封神演技』は全て揃ってますね。さすが大長編です。
しかし、ここまではまだ準備段階にすぎません。作者はこれらのキャラに個性を持たせた上で、読者を引き付ける物語を作り上げなくてはなりません。

そこで登場人物、特に主役にどのような個性を持たせるかが最も重要になります。主人公が担うのは物語の牽引役です。出来事の中心か、それに近い位置にいなくてはなりません。遠いところから傍観してるだけの人物は主役たりえない。例外はあるかもしれませんが。

主役・準主役はここでは『怪異』に巻き込まれるか、あるいは積極介入するかしなくてはならない訳です。すると、その『怪異』に関りを持つための事物の成り行きや因果関係を用意する必要があります。

そしてキャラがその怪異の中でどう立ち回るのか。それがストーリーの根幹にあるわけですから、主役が事物に対しどのように向き合うかが物語を決定付けます。自ら立ち向かうか、助力を請うか、逃げ出すか、あるいはただ流されるのか。それはキャラの個性とその他登場人物との関係で決まると思うのです。

そう考えますと、主役・準主役の性格と物語の中での位置付けはすべての基礎と言えるのかも知れません。ここがぐだぐだ・ぶれぶれでは文字通りお話にならないと思います。
そして僕の場合は『怪異』と『現実』の橋渡し役として、かつ花を添える役として美少女が必須になるわけです(笑)。

そこでラグト先生のサミエナちゃんがつるぺたじゃないのはどのような意味があるのでしょう。死神に胸は必要でしょうか? 否。それは母性の象徴である訳で、死神に胸があるというのはなんとも納得がいかないのです。そこで僕は『サミエナちゃんPAD愛用疑惑』を持っておりますがいかがでしょう。

ん? あれ? オッドアイのゴスロリ少女が今…あ、やめ…ギャアア!!!

返信

さて・・・・・・美少女の時間ですね。
ゴゴゴゴゴ・・・(新手のスタンド使いの眼)

ラグト様、過大なお言葉ありがとうございます。良かったらどっかで「ぶっきらぼう巫女」使ってやってください(笑)
絵梨花さんがつるぺた枠でしたか!
以前の表紙絵で、すっかりイメージが刷り込まれていました。まだまだラグト様を語れませんね。勉強します。

そして、さすがマイスター!サミエナさんの言葉、素晴らしいです。
「破壊というただ一度きりの行為とその過程がたまらなく好き」
沁みますね。気持ちとキャラが同時に出ています。これはいい。勉強になります。

このやり取りで、私は「ギャップ萌え」が実在することを知ってしまいました。
ではこの「ギャップ萌え」、意識してキャラ設計をすることは可能でしょうか?
是非皆様の胸をお借りしたいと思います。

では、サミエナさんに敬意を表して、死神キャラ。
通常ですと、死神は相手へ死の運命を通告し、魂と肉体の分離を行い、魂を冥界へと誘導します。
その行動から考えられる性格は、5分類でいうところの
①「厳しい父親」
③「合理的な大人」
⑤「親のいう事を聞く子供」
が高い、というイメージですね。
これの逆を性格の23分類に当てはめると・・・・・・。

整いました。

突然、つむじ風が巻き起こり、俺は一瞬目を覆った。
俺が次に目を開けた時、そこには一人の少女が佇んでいた。
「よっ!」
少女は右手に担いだ、農家の人が使っている鎌を冗談みたいに大きくしたような大鎌を軽々と持ち上げると、俺に向かって声をかけた。まるで道端でたまたま出会った同級生にする挨拶みたいに。
「私の事が見えとるね、関心関心。今日はキミに、重大発表があってやってきましたー!」
少女は大雑把にリボンでまとめた黒髪を風に揺らしながら、パチパチパチと一人で拍手をした。
「おおおっと、自己紹介がまだだったね。わたしの名前はサミエル。死神やってまーす。
遠藤マコト君、君の命はあと3日、あ、いや、2日かな。まあ、そんなもんなんで、お知らせに来ました!
あ、でも大丈夫大丈夫、わたしに任しとけば、やるときはズバっといくから、あんまり痛くないって、けっこう評判いいんだよね。コツがあるんだよね。コツが。
やっぱ担当した魂に『あんたが担当でよかった』って言われるの?グッと来ちゃうからさ。
ま、そんなわけで、残り少ない人生だけど、よろしくねー!」
一方的にまくしたてる少女、いや、サミエルとやらに、俺は唖然としたままその場に立ちすくんだ。

・・・・・・どうでしょうか(笑)?

返信

物語の配役、よくよく考えればまだありますね。

①主人公(ヒーロー、ヒロイン)
②準主役(脇役)
③2枚目
④3枚目
⑤端役(モブ)
⑥トラブルメーカー
⑦好敵手(ライバル)
⑧トリックスター
⑨ジョーカー(規格外)
⑩敵役
⑪ダークヒーロー、ピカレスク

こんな感じですか?
他にありましたらご教示願います。
m(-_-)m

返信

フレール様のような意見は嬉しいですね。
なるべく客観的に楽しめるように気を付けてはいますが、誰か読んでいる人いるのかなあって思いますものね。
ただの酔っ払いキツネがゴルゴム様の安眠妨害しているだけではないかと(笑)

せめて閲覧数とか、怖ポチ機能でもあればいいんですがねえ

返信

さて、物語の視点によって登場人物の立ち位置が変化する、というのは面白い考えですね。
ただ、物語の視点の変更は、基本的にお作法としてタブーなので、この場合、ある程度視点固定でいいと思います。
主人公以外のキャラをフォーカスした話の時、違う側面を強調する使い方もありますね。

さてさて、性格の5要素をハルヒに当てはめてみたら、予想以上にしっくりきたので自分でも驚いているのですが、他の作品ではどうでしょうか?

①CP「厳しい父親」 = 赤木剛憲
②N「優しい母親」 = 赤木 晴子
③A「合理的な大人」 = 流川楓
④FC「元気な子供」 = 桜木花道
⑤AC「親のいう事を聞く子供」 = 木暮 公延
【スラムダンク】

①CP「厳しい父親」 = バラン
②N「優しい母親」 = マァム
③A「合理的な大人」 = ヒュンケル
④FC「元気な子供」 = チウ
⑤AC「親のいう事を聞く子供」 = メルル
【ダイの大冒険】

①CP「厳しい父親」 = 和尚さま
②N「優しい母親」 = 母上さま
③A「合理的な大人」 = 一休さん
④FC「元気な子供」 = 新右エ門さん
⑤AC「親のいう事を聞く子供」 = さよちゃん
【一休さん】

①CP「厳しい父親」 = 龍神丸
②N「優しい母親」 = シバラク
③A「合理的な大人」 = クラマ
④FC「元気な子供」 = ヒミコ
⑤AC「親のいう事を聞く子供」 = 虎王
【魔神英雄伝ワタル】

けっこう行けそうですか?
キャラクターの設定に厳格なルールがあるといわれる、ディズニーアニメではどうでしょうか?

①CP「厳しい父親」 = トレメイン夫人
②N「優しい母親」 = フェアリー・ゴッドマザー
③A「合理的な大人」 = 王子様(?)
④FC「元気な子供」 = ネズミたち
⑤AC「親のいう事を聞く子供」 = シンデレラ
【シンデレラ】

①CP「厳しい父親」 = フック船長
②N「優しい母親」 = タイガーリリー
③A「合理的な大人」 = スミー
④FC「元気な子供」 = ピーターパン
⑤AC「親のいう事を聞く子供」 = ウエンディ
【ピーターパン】

どうでしょうか?
苦しい所もありますね(笑)

ただ、それはある意味当然で、性格の5要素が主要キャラクターに分散している。というのが絶対法則なら、すべてのストーリー物の主要キャラは5人で、性格は5パターン、という事になります。
実際そんなことはないのですが、キャラクターの分布、方向性としては参考にしてもいいのではないでしょうか?

本来なら、キャラの性格はその位置づけ、ストーリーの流れの中で決定されるべきですね。
では、次のテーマなのですが、「キャラクターの配役」です。

私は不勉強で、配役といえば

・主役(ヒーロー、ヒロイン)
・準主役(脇役)
・敵役
・トリックスター
・ジョーカー役(正式名称知りません)

ぐらいしか思いつかないのですが、他にありますか?

返信

おはようございます。昨日は子供を寝かしつけていて一緒に寝落ちした修行者です。

ゴルゴム様、いつもレスポンスのいいご返答ありがとうございます。
ゴルゴム様のご負担になりすぎてはアレなので、なにとぞマイペースにお願いします(子供を寝かせてからでしか活動できないので、カキコの時間が遅いのです (´Д⊂ヽ  )

で、ちょっと先に忘れないうちに性格5分類の続きを書かせてください(だって後で自分が使うから(笑))

③A優位・・・諸葛孔明的
頭脳明晰、情勢判断に優れ、合理的に判断する。理系タイプ(文系だと哲学的なイメージ)
こどものころ、両親や、周りの大人、学校、社会、それぞれの意見が異なり、真実を求める心が育った。
長所:情報処理能力にたけた現代人タイプ
PとCをコントロールする能力を持つ(!)
問題の解決力がある。公平で、時と場合に応じて態度を変化させることが出来る。
「もう少し考えてみましょう」「落ち着いて」
短所:機械的で味気ない
なんでも理屈で割り切ろうとする。他人の喜怒哀楽を軽視し、打算的で人の心を無視する。
人間味が無く、乗りが悪い。愛情表現が下手。
高いPやCには汚染されやすい。

③’A欠如・・・山下清的
純粋、人間味があふれ、打算的なところがない。
こどものころ、周囲が自分勝手で支離滅裂なことをいう環境で育ち、冷静に判断すると生きていけなかった。
「だいたい」「しかたない」「私に任せて」
長所:人間的で直感で物事を判断できる
義理人情に厚い、自由な面と従順な面の両面を持つ。カンが当たった時は不思議な力をもつ。
短所:機能性、判断力、正確さなどに弱い
合理性がない。プレッシャーがかかると混乱しやすい。正確さや厳密さを求められる場面で力を出せず、問題の解決能力がない。
人間味がある割には人の好き嫌いが激しく、感覚的が世渡りが下手。

④FC優位・・・マリー・アントワネット型
自由奔放。好奇心旺盛。子供のころ、本能、自由な感情を周囲に抑えられなかった。
「やろう」「できる」
長所:好奇心旺盛な明るいキャラクター
直観的なひらめき、があり、感情表現が豊か。想像的でクリエイティブな魅力がある。主体性、積極性、行動力に優れ、チャレンジ精神が旺盛。
短所:気分にむらがあり子供っぽい
はしゃいだり、ふざけたり、いたずら好き。駄々をこねたり、好き勝手なことをする。喜怒哀楽を抑えられず、心を見透かされる。
飽きやすく、才能があっても開花しない。相手の心を傷つけやすい。

④’FC欠如・・・マッチ売りの少女型
優しくて温和。いつも委縮している。
こどものころ、周囲に本能、自由な感情を押さえつけられた。
「しかたない」
長所:真面目で現実的
忍耐強い。周りとの調和を考える。ゆっくりと評価が高まる。長期戦、持久戦に強い。信用される。
短所:視野が狭く恋愛でもトラブルが多い
暗い。ひらめきがなく。視野が狭い。感情表現が乏しい。チャレンジ精神がなく、目標や夢が小さい。
主体性がなく、やりたいことも遠慮するので、周りの人に理解されにくい。気分転換が下手で、落ち込んでから立ち直りが遅い。

⑤AC優位・・・豊臣秀吉型
従順、厳しいものに対しても、逆らわず従う。
周りの大人、社会に協調しようとした心から生まれた(「従順」の裏に「反抗」をもっている)
「おまかせします」「私、わかりません」
長所:何事にも従順で年上から可愛がられる
他人のために働く。人の気持ちを理解しようと努める。協調性がある。人の声に耳を傾ける。相手の安らぎになる。
観察力があり、ライバルの利点や欠点を見抜く。困ったときに甘えるのがうまい
短所:おとなしくて他人に振り回されがち
妥協的。誰かの意思に従ってしまう。主体性がない。権力者に弱い。人目を気にし過ぎ、迎合する。悲観的。外見より暗い性格になりやすい。
問題解決を先延ばしにする。ストレス解消が下手。
「キレる」ことがある。突然反発や反攻に転じる。

⑤’AC欠如・・・坂本龍馬型
人懐っこいが、どんな大物の前でも遠慮なく自分の意見を言い、無作法と思われることも
本来持つべき親に対する「従順」の反対の気持ちが生まれたと考えられる
「当たって砕けろ」「駄目でもともと」
長所:自分が決めたことをとことんやりぬく
自主性、積極性が強い。他人に妥協せず、誰かの意思に惑わされない。リーダーシップがある。問題は即断し、先に延ばさない。ストレスをためない。
短所:わがままで目上の人の協力を得にくい
無作法、自己主張ばかりする。協調性がない。天邪鬼で、人間関係に波風を立てる。人の意見に耳を貸さない。ルールを無視し、人に迷惑をかける。
甘えるのが下手。虚勢を張る。

返信

「おいおい、神様にお願いするのに500円はないだろう」
そんなぶっきらぼうな巫女さん、萌えますよ、ええ、一発でやられましたよ。
修行者様はキャラメイクの天才です。

衣装には付き纏う義務があるのですね。
その観点はありませんでした、美弥さん、義務ですって!

それと書き忘れてましたが、胸の大きさでいえばサミエナさんより絵梨花さんの方が小さいのでシリーズのつるペタ担当は彼女です。

サミエナさんが言うセリフ・・・
「ああ、いえ、違うの、平和な状態が嫌いってわけじゃなくて・・・もちろん混沌な状態が好きってわけでもないのよ、ただ破壊というただ一度きりの行為とその過程がたまらなく好きなだけなのよ」

こんな感じです。
サミエナさんはまた登場する予定ですが、彼女のような怪異のセリフもストーリー構成上は重要なんでしょうね。

フレール様のキャラメイクは秀逸です。
以前コラボ作品を書かせていただいた時にも言いましたが、魅力的なキャラがいるとそれだけでストーリーができてしまうということはあの時に認識させられました。
倉科さんはすごいですね。

返信

フレール様
コメントありがとうございます。美少女も重要な議題ですのでご遠慮なさらず(笑)。新作楽しみにしてます。
そう言えば月舟様のコメントに返信するつもりがいつの間にかなくなってますね。ちょっと勿体ないです。

返信

皆々様お邪魔しまして、こんにちは。
書こうとしてる話に新キャラを出す予定で、色々と行き詰まっていたワタクシにはタメになります。

決して美少女と聞いてやって来たわけでは御座いませんとも!ええ!

返信

修行者様
実に具体的でしっくりくる説明をありがとうございます。勉強になります。
「欠損したものを手に入れる」というのはどこかで聞いたことがありましたが、つい忘れがちになっていました。確かに物語の王道はこれですね。

「消失」のあのシーンはノベルでもアニメでも見ましたが切なかったですね。しかも長門のキョンへの思いは恐らく報われることなく…。も、萌え~!!

ハッ!! こほん。
あ、でですね、修行者様が挙げてくださった
①CP(Critical Parent)「厳しい父親」のような部分
②Nurturl Parent)「優しい母親」のような部分
③A(Adult)「合理的な大人」のような部分
④FC(Free Child)「元気な子供のような部分」
⑤AC(Adapted Child)「親のいう事を聞く子供」のような部分

ですが、おっしゃる通り、実に見事に当てはまってます。これらの人物との相互作用が物語を作っていくと考えると、キャラ設定の重要さが改めて理解できます。感覚だけだと確かに「あれ? このキャラこんな性格だっけ?」などと読者に思われるかも知れません。そこを説得力を持たせながら話を展開していくためにもこうした位置づけ・関係付けが重要だということですね。小生は恥ずかしながら感覚に頼り切っておりました(笑)。

しかし視点を移すと、例えばキョンから見れば
①CP(Critical Parent)「厳しい父親」のような部分 :ハルヒや長門? あるいは決定的な役割を持つ者はいない?
②Nurturl Parent)「優しい母親」のような部分 :みくる
③A(Adult)「合理的な大人」のような部分 :長門、朝倉?
④FC(Free Child)「元気な子供のような部分」 :ハルヒ、谷口
⑤AC(Adapted Child)「親のいう事を聞く子供」のような部分:妹ちゃん

のように、それぞれの立ち位置が変わったり変わらなかったりしますね。
今気が付きましたが、みくるちゃんのようにある程度立ち位置不動のキャラがいることで、話の進み方が安定するかもしれません。

実際に視点を変えて書くべきかはともかく、こうして誰視点ではこういう立ち位置というのが明確化されていると人物関係がよりわかりやすくなるかもです。その分構成に割く時間が膨大に…悩ましいですね(笑)。

返信

ゴルゴム様。
う~む。キャラクターとプロット設計の理論に入ってきましたぞ(笑)

短編、中編の怪談、中山市郎氏のいうところの「怪異が怪異のみで怪異足りうる」世界の話ならば(要は極めてノー編集の実話怪談)話は別ですが、我々のような長編、特にゴルゴム様、ラグト様のような連載、シリーズものを執筆されていると、どうしても「物語」が必要になります。
「物語」とはなにか。
これは「ハリウッド脚本術」に書いてあったのですが、今蔵書の中に埋まって発掘できませんが(←ヲイ)、まあ、大体の意味するところは
「主人公と他者との葛藤の中で、欠損したものを手に入れる話」
といっていいかと思います。

例に挙げると、前回ゴルゴム様が名前を上げた長門有希。
彼女は、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースですが(今更ネタバレで怒る人いませんよね?)
彼女の無口っぷりのみに魅かれたはずではないはずです。
この辺ではないですか?

「俺は長門の困惑した顔を心ゆくまで観察した。文芸部員の儚い女子生徒は、居心地が悪そうに立ちつくすのみだった。その今にも消え入りそうな姿に俺は心中で語りかける。

――――それはな長門。感情ってヤツなんだよ。

お前は無感動状態が基本仕様だから尚更だったんだろう。たまには喚いたり暴れたり誰かにお前なんかもう知らんと言いたかったことだろう。いや、こいつがそう思わなかったとしても、そうすべきだったのだ。そうさせてやるべきだったのだ」
【涼宮ハルヒの消失】

何度読んでも萌えーーーーーーーーーー!!
(注:この男は5児の父です。子供のうち一人は思春期少女です)

・・・・・・っと、とにかくですね。
長門有希は、昨日私が紹介した性格の構成要素

①CP(Critical Parent)「厳しい父親」のような部分
②Nurturl Parent)「優しい母親」のような部分
③A(Adult)「合理的な大人」のような部分
④FC(Free Child)「元気な子供のような部分」
⑤AC(Adapted Child)「親のいう事を聞く子供」のような部分

の中の⑤が極端に大きく、残りはほとんどゼロ、といっていいかと思います。
それがほかのキャラクターたち、すなわち
①「厳しい父親」 = キョン
②「優しい母親」 = 朝比奈 みくる
③「合理的な大人」 = 古泉 一樹
④「元気な子供のような部分」 = 涼宮 ハルヒ

との関わりの中で、戸惑いながら感情を手に入ていく、そこに萌えるのですね。
おお、繋がった!

そんなわけで、キャラクターの性格付け、何も型にはめるつもりは私もありませんが、感覚にのみ頼る設計手法に、理論を乗せたいと思っているわけです。はい。

返信

ラグト様キター!!
キタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!
(↑リアクションが古い)

ラグト様とゴルゴム様が女性キャラについて語り合うのを見ることが出来るのは怖話だけ!
うーん。いいですなあ。

そしてやっぱりすごいですね。昨日私がやっとこさ気付いた男女のセリフの違いを、すでに体得されていたとわ!

圧巻は黒川先輩ですね!セリフがキャラと気持ちを完全に表しています。
なるほど、普通に読んでいた時は気付かなかったなあ(失礼)
あと絵梨花さんの肉棒発言ですか(←違う)
後は、ラグト様サーガのつるぺた担当、死神さんの金言が待たれるところですね!?

ナース、制服・・・・・・。これは実用性と象徴性の側面がありますからねえ。
セーラー服 = 少女性
メイド服 = 従順
巫女装束 = 神聖、清楚、処女性

これらの象徴なのです。
その象徴する対象に萌えますので、それがおかしいのじゃないか、といわると・・・・・・うん、おかしいですね。でも萌えるんです!清楚に!従順に!!
(*´Д`)ハアハア
なのでこれらの衣装を身にまとう以上、コスチュームの意味するところを裏切ってはいけません。

想像してみてください。せっかく神社に出かけたのに、ロングの髪の巫女さんが、くわえたばこで、
「チッ、参拝かよ、めんどくせーな」
とかいいながら、境内を案内してくれて、適当にお参りして帰ろうとしたら、
「なんだよ、テメー。2礼2拍手も知んねーの?」
とかぶつくさ言いながら手取り足取り教えてくれたりなんかしたら・・・・・・。

・・・あれ?それはそれで?

・・・・・・あれ?・・・・・・・・・・・・あれー!?

返信

文章作成とか言いつつ話がいろいろと飛んでおりますが、キャラ設定は物語を作るうえでの基本ですから!!(必死)

修行者様の「キャラがストーリーに引っ張られる」という部分はよく分かります。キャラがぐいぐい引っ張っていくようなストーリーを書いてみたいものですが、これが中々難物ですよね。それほど強烈な個性をどう作り出していくのかという所で、僕の場合はブレーキがかかるんですよ。「こんな人いるわけないやん」とか(笑)。うまい書き手はそこを筆力でカバーして読者を納得させてしまうのでしょう。

ですから僕の場合は何かしらの事物を中心に、幾人かのキャラが互いに影響しあう様を描く方向を目指してます。むしろこれしか残ってないと言いますか。
そこで壁になるのは中心にくる事物、即ちここでは「怪異」ですが、これをどのようなものにするかでいつも躓くんです。
現実の体験がベースになるようなことならある程度書けるかも知れませんが、経験したことないような事柄になると暗中模索です。霊感ゼロの鈍感人間の僕には想像するしかありません。そこに輪をかけてキャラの自己主張が弱めなので、ストーリー作りにはいつも悩んでます。

修行者様のお考えですと、その「怪異」が何であれ、現実との橋渡しとして適役なのが美少女ということになるのでしょうか。確かに、美少女の持つ「非現実的でリアリティのある、儚いイメージ」が二つの世界をあたかも連続しているかのように錯覚させてくれているのかも知れません。そこまでは考えておりませんでした。いやはや、深いですね。そしてこの橋渡し役は美少女である必要はもちろんありません。そこは美少年でも、しゃべる猫でも構わないはずです。おっしゃる通り、僕は美少女を採りますが(笑)。

しかし人間の性格分類もいろいろとあるようですね。僕はその辺詳しくないのですが、キャラの性格を明確にしておくと確かに書きやすくなるかも知れませんね。〇〇型みたいに分けるのは正直気が乗らないのですが(笑)。しかしそのように登場人物を細かく分析して俯瞰することでストーリーに流されにくくなるという効果は期待できるかもしれません。

ただここで注意しておきたいのは、人には未知の領域が必ず残っている、ということです。例えばある人物と接触することでそれまでとは異なる行動や判断をしたり、本人が思ってもみなかったことをやってみたり、そうしたことが後々重要な展開を引き起こすという余白を残しておきたいんですよね。僕の場合は余白だらけですけど(笑)。

あ、ラグト先生も美少女談義(笑)に参加されますか? ご遠慮なくどうぞ。
黒川先輩のセリフはかっこいいですよね。僕も憧れます。にしても絵梨花さん凄い(笑)。

しかし、失礼ながら美弥さんの「ナース服は体液と薬品の染み込んだ作業着よ、なんで興奮するのよ、おかしいんじゃないの!」は男心を分かっておられるとは言い難いですね。
服は単に服ではないのです。ナース服は単にナース服ではなく、巫女服は単に巫女服ではなく、メイド服は単にメイド服ではないのです。それは一種の通念を生み出し、アイコンとなり、そのアイコンに我々は感情を揺さぶられるのです!! ハアハア…。

あ、失礼しました。
話を戻しますと、性格の大部分は過去の生い立ちによって形作られると思うのです。そうなると、結局はその人物の背景設定が重要になってくるという魔の連鎖が(笑)。卵(キャラ)が先か鶏(背景)が先か。それは書き手次第ということになるんでしょうか。長々と書いてて混乱してきました(笑)。

返信

修行者様
キャラクター造形が徹底的にカテゴライズされて、ストーリーに合わせて組み合わせていくというのは本当に有効だと私は思います。
こういう努力と勉強が作品の質を高めていくのでしょうね。

返信

盛り上がってますね。
こんばんは、訳アリキャラクター大好きなラグトです。
修行者様とゴルゴム様の御協議興味深く拝見させていただいています。

私も特にヒロインは大好きですよ。
私の作品に出てくる女性はいわゆる美少女よりは若干年齢層が高めなのが悩みです。
(私はむしろそっちの方がいいのですが、一般的には女子高生か女性大生というフレーズが魅力的かなあと思うのです)

決め台詞はいいですね、うちのヒロイン方も決め台詞には感情がこもってますし、それがそのまま個性にもなっているような気もします。
ちょっと思いつくままに抜き出してみると楽しいですね。

・黒川先輩(属性:お姉さん、熱血、冷徹)
「女のことを自分の欲を満たすモノとしか思っていないやつのことは私も人間じゃなくてモノとしか思えないなあ」
「自分の病院の患者が命を奪われようとしているのに、それを死神のかかわる運命とか言って放置するんだったら、あなたは今すぐ病院の事務長なんてやめるべきよ!」

・真央姉さん(属性:神社の娘さん、生真面目)
「どうして人を殺すといけないのか、わからないのでしょう」
「楽をしながら利益が出て達成感も得られる方法などありません」

・美弥さん(属性:ナース、潔癖)
「君かわいいね、というセリフはお前と一発ヤリたいという意味でしょう」
「ナース服は体液と薬品の染み込んだ作業着よ、なんで興奮するのよ、おかしいんじゃないの!」

・絵梨花さん(属性:主婦、オタク、天然)
「う~ん、真央さんがタマタマ大好きなことも考慮して、『肉柱』なんてどうです?」

こんな感じ・・・あれ、絵梨花さんだけすこぶるバカっぽいです。
キャラクターの性格付け、私は修行者様のように専門的なところまで突き詰めて考えることはできませんし、そんな知識もないので、すごく面白くこの掲示板は読ませていただいています。

返信

長い話になるぞ(笑)

多分すぐには書き切れないので、まったりお願いします。

エゴグラムというのは、人間の性格の構成要素を5つに分類し、その要素の大小で性格を分類する手法です

①CP(Critical Parent)「厳しい父親」のような部分
②Nurturl Parent)「優しい母親」のような部分
③A(Adult)「合理的な大人」のような部分
④FC(Free Child)「元気な子供のような部分」
⑤AC(Adapted Child)「親のいう事を聞く子供」のような部分

これらの構成要素の大小で、性格を分類します。
細かい分類に入る前に、大まかな分類から

①CP優位・・・ヒトラー的
目標を決めてどんどん攻める。子供のころ、厳しくしつけられた
長所:人を引っ張るリーダー型
理想が高い。道徳的、倫理感が高い。伝統、文化、しきたりを守る。決めつけの言葉が出る
「当然でしょ」「~すべき」
短所:他人のミスに厳しく許すことが出来ない
自信過剰、自信がある分、不平不満が多い

①’CP欠如・・・徳川秀忠的
喧嘩が嫌い。おっとりしている。子供のころ、親に甘やかされた。
長所:和を尊ぶ
温和。相手を認める。調整役。参謀役に適任
「お任せします」「なんでもいいです」
短所:理想や目的が明確ではない
責任感が弱く、ルーズになりやすい。自分一人では問題解決しにくい

②NP優位・・・ナイチンゲール型
優しい母親の部分が大きい。子供の頃、愛情を受けて育てられた。
長所:人懐っこい魅力がある。
温かく親しみやすい。義理や人情に厚い。
「さすがです」「手伝いましょうか?」
短所:情に流されやすい
情に流され、冷静で純粋客観的な考え方を持たない

②’NP欠如・・・海賊シルバー(宝島)型
ひねくれた愛情。陰険、狡猾、横柄。子供の頃、愛情を与えられず、誰にも認められなかった
長所:目標に向かって冷静に取り組める
他人に干渉しない。冷静で客観的な考え方を持っている。ニヒル
「私には関係ない」「私のせいではない」
短所:人づきあいがニガテ
人にやさしくしようという気持ちがない

あ~、しんど(笑)
こんな感じで①~⑤の優位、欠如のタイプが続き、その後、23種類の性格に分けられます(笑)

心理テストから書き写していますが、ここまで書いただけでも、キャラの方向性として使えそうな性格もあるのではないでしょうか?

返信

さてさて、文章作成の決まり事、キャラクターの性格付けです。

これは私が紹介したいので、この手法が有効であるか、ご意見を伺いたいのですが・・・・・・。

昔は人間の性格の分類って、シンプルだったと思うのです。
心理学者の多胡輝さんの著作で読んだ覚えがあるのですが、人間は
・肥満型 - 躁鬱気質
・筋肉質型 - 粘着気質
・やせ形 - 分裂気質
で分けられる、とのことでした。
これぐらいだとよかったのですが、精神分析の飛躍的な向上により、今は把握できないぐらい細かくなりました。

分析手法も色々あるらしいのですが、私が見た中で使えそうだったのが、フロイト派が提唱しているエゴグラムによる分類です。

人間の性格は、今や23種類あります(笑)。
この中に好きなキャラクターを当てはめていく、というやり方です。

返信

ストーリーに沿ったキャラクター。
そうです。まさにそれが必要なのですが、実は自分は登場キャラクターがストーリーに引っ張られて行ってしまう傾向があるのですね。イマイチキャラが生きていないんです。

なのでキャラの性格付け、生かし方を一度整理したいと思います。

で、美少女ですがね!(笑)

美少女とホラー。これは確かに実に親和性が高いです。
これは私が思うところに、美少女とは「現実には存在しないもの」だからです(笑)
(あくまで物語に登場する美少女はですよ。カワイイ女の子はいますよ。そりゃあ)

物語とは、「主人公と、主人公に接する人、モノの葛藤劇」と言い切ることが出来ます。
現実には、
勝気な美少女が自分にだけは弱気を見せることも、
内気な美少女が自分にだけは我儘をいう事も、
心を閉ざした美少女が自分の影響で笑顔を取り戻すことも、
いつも自分をバカにしていた美少女がある事件をきっかけに自分を見直し、急接近することも、

ないんです。これがまた(笑)。
物語での役割をはたす美少女なんか、現実には存在しない。

そして、ホラーを取り巻く怪異の世界。
これもまた自分には見えない、よくわからない世界なのですね。

この見えない世界と現実との橋渡し、それが非現実だけどリアリティのある、儚いイメージの美少女が最適なのですね。

例えば、ゴルゴム様や私が能力者で、怪異を見ることも、それに干渉することもできるとします。
それならばキャラクターを作成する必要はないのですね。
現実世界を文章に写生すれば立派な実話怪談ができます。

幸か不幸かその能力を持たない自分たちは、キャラクター達を通してその虚構と現実を織り交ぜた世界を写生する必要があるのです。
そのために、美少女は最適な存在なのですね。

では違う視線で、「非現実的でリアリティのある、儚いイメージ」を持つものだったら、虚構と現実の世界の橋渡しは可能でしょうか?

可能である、と思います。

・二人きりの時だけしゃべることが出来る飼い猫
・夢の中でだけ動き回れるおもちゃ
・夜になると動き回る家宝の甲冑(喋るよ)

いろいろあるのでしょうが、そういったキャラクター設定が出来れば、美少女抜きで物語を進めることが出来るでしょう。

でも美少女がいい!(笑)

まあ、それはもうゴルゴム様が健全な男の子だからですね(笑)

返信

修行者様のおかげで盛り上がってますね、このスレ(笑)。

しかし僕が美少女マイスターですか? 嬉しいような危ない人扱いされそうで怖い気もするような…。え? とっくに思われてる? 誤解ですよ誤解!!
ところで「怪異?そんなものは美少女を修飾するアクセサリーでしかありません」とは何て大胆な。僕はそそそそのようなことかかか考えたこここともごごござりませぬ。ハイ、本当デス。信ジテクダサイ。

美少女と言いますか、キャラの書き分けについては一応立ち位置とか性格とかは考えてまして、それぞれに合った外見を想定してます。
例えば「黄昏幻影」の遠野佐月は「ちょっと大人びたお姉さん」なので、それが似合うような黒のロングヘアをイメージしてます。制服がセーラー服なのは僕の趣味もありますが(笑)、少し古典的な雰囲気を出したいという気持ちもあります。
別サイトに投稿している「Phantom Noise」の銀咲夜はというと難しいですね。名前や見た目のイメージは東方の十六夜咲夜が元ですが、内面は大分違います。キーワードは「重い過去、儚さ、清さ」みたいな。やってることはかなりアクロバティックですが(笑)。いずれにしてもストーリーに沿って考えると自然に違うキャラになっていきますね。

そんな僕の最も好きなタイプは実は少女ではなくてですね、最近話題のGhost in the Shellの草薙素子なんですよ。特に押井守版が!!ハアハア…。「かしら」も「だわ」も攻殻機動隊の最後のセリフに出てきます。
草薙:「さて、どこへ行こうかしらね。ネットは広大だわ」
どうでしょう。草薙少佐が言うと全く違和感がないですね。本人は雌ゴリラとか言われてるのに(笑)。女言葉はある程度年配の女性じゃないとしっくり来ないご時世なのかも知れません。

男性キャラは意思の言葉、女性キャラは感情の言葉ですか。なるほど、そういう傾向は確かにあるかも知れません。

カミーユ「そこのMP! 一方的に殴られる痛さと怖さを教えてあげるよ!!(ガンダムのバルカン砲を生身の人間に威嚇射撃して)どうだ、怖いだろう!!HAHAHAHA!!(脚注:主人公のセリフです)」
これなんかかなりインパクトあります。主人公らしい意思の強さを感じさせますね(笑)。そんな無茶苦茶なカミーユにヒロインの一人フォ・ムラサメは「私にもっと優しくしてよ!!」と戦闘中に叫ぶシーンがあります。女ならではのセリフだなあと思いますね。男が言うと気持ち悪くて顰蹙ものです。

ハルヒは僕も読んだことあります。この冒頭のシーンはしかし、ハルヒ本人が大人になった時どう思うのでしょう(笑)。普通なら黒歴史ですよね。案外思い出すたびに顔真っ赤にしてるかも知れません。そう考えると微笑ましかったり。そんな僕は長門ファンです。彼女は「そう」「わりと」など短い言葉以外は必要に迫られない限り話さない、という美少女にあるまじきコミュ障ぶりです(だがそこがいい)。

美少女のセリフは「気持ちが乗るように」とはその通りだと思います。美少女に限らずそうかもしれませんが、感情をうまく乗せる、というのが難しい。そこまで話を盛り上げていくのもまた難しい。これができるかどうかという点でストーリーテラーとしての力量が問われるのでしょう。

伊豆の踊子は恥ずかしながら読んだことないんですが、川端康成は間違いなく日本趣味のロマンティストですよね。ずっと心の中に恋い憧れる女性を思い描いていたように思えます。彼の弟子だった三島由紀夫も負けてません。「春の雪」の聡子さんの描写などもはや芸術です。しかし、彼ら文豪の描く美女・美少女に共通するのは内面の美しさの表象化という側面を持っていることだと思うのです。その辺が僕のようなミーハーな凡人との違いかも知れません。

しかしホラーには美少女が映えるというのもよく言われることですね。なぜなんでしょうか。伊藤潤二先生のホラー漫画も美少女だらけです。sun様のスレで紹介させて頂いた「死人の声をきくがよい」も美少女が毎回登場します。
美と醜の対比がコントラストを作り出し、より強いインパクトを生むのでしょうか。それとも単にお色気要員なのか。謎は深まるばかりです。まあ僕は書きたいから書いてるというミーハーなのであまり深い意味はありません(笑)。

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