最近 「表面的な、見えることだけから判断するな」 というような言葉を聞かなくなりました。
皆わかっているからでしょうか?
そうでなく、わかっていない人ばかりになって 言う人がいなくなったとしたら、超常現象より怖い話です。
見た目だけの商品が売れ、それを売る経営者が 「清貧の思想」 という本の題名を聞いただけで、読みもせず、けしからん!と激怒した とか。
権力者が、優秀な者にとって替わられたりしないよう、他者を愚劣に誘導している という話も聞きます。
これが本当なら、民衆はどんどん愚かになり、権力者も代替わりするごとに頭が悪くなります。
認めたくありませんが、現状を眺めると、簡単には否定できません。
「そんなことはない。馬鹿はお前だ。」 と言いたくなった方、単純に判断してはいけません。
さて前置きが長くなりましたが、ここから、目のマークで有名な団体について考えてみたいと思います。
1ドル紙幣にもある、真実を見通す目のマークについて。
表面的なことだけで物事を判断してはいけないのは、常人にはすべてが見えないからですが、このようにすべてのものを見通せる目があったら、常人を超える存在であり、すべてにおいて正しい判断ができるはずです。
あのマークは、そのような英知を持つものがピラミッドの頂点に君臨すべきだ という主張に見えます。
団体がそれを実践しているとすると、最高の英知を持つものが団体を率いているはずですが、その人物が 「人類全体もそのようにあるべきだ。 我がすべて支配する!」 と思っているとしたら?
「慈善活動や親睦活動しかやってません。」 と言うメンバーの方もいます。
しかし 通常の組織には、組織の中核のメンバー、組織の拡大を担うメンバー、組織の末端のメンバーの 3種類のメンバーがいます。
末端は慈善や親睦の活動しか行わなくとも、中核が何を行うかわかりません。
私は、末端のメンバーが大したことをやっていないという情報が出てくるほど、かえって怖さを感じます。
いや、見えることだけから怖がってはいけません。
そこには、陰謀は無いかもしれません。
ただ、世の中にテロ事件が起こったりする以上、 どこかに陰謀は存在しているのです。
陰謀は、あなたの近くにあるかもしれません。
表面だけを見ずに、真実を見通すことに努力してください。
衆愚に誘導されず、すべて見えると自称する者に支配されないために。
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