これは御用邸で有名な某県の山奥の町に居た頃の話です。
その町には那○大橋という橋があるのですが、そこは地元では自殺の名所として有名です。
多いときには月に2〜3人は飛ぶのですが、何故そんな橋が報道もされないのか・・・。
それは天皇家一行が通る場所にそんな噂が立ってはいけないと、規制がかけられてしまうからだと言われています。
勿論、花なんか手向けても当日中に処分されてしまいます。
ある日、そんな橋を渡った時の事です。
仕事の取引先から先輩と車で帰るのに渡ったのですが、若い男女3人が笑いながら橋の下を覗き込みながら電話をしたり、写メを撮っているのが見えました。
自分が『あいつら何やってるんだろう?また飛び降り?だったらあんなに楽しそうにしてないよね?』と言うと、先輩は『まさか飛び降りであんなに笑ってたらどうかしてんだろ。何か落しんたじゃねぇの?』と言うので『そうだよね』と話を終わらせました。
その1時間後、仕事帰りに同じ橋を渡のですが、警察や救急がいて、近所の人々が野次馬していたので知り合いのおばさんに『どうしたの?飛んだ?何時?』と聞くと『1時間くらい前らしいよ?ほら、あそこの若い子達が通報したみたいよ?』と・・・。
見ると、さっきの若者3人がへらへら笑いながら警察に話をしていました。
話はこれで終わりなのですが、どうして人の死を目の当たりにして笑ったり、写メなんか撮ったりできるんでしょうね・・・。
人って怖いですね・・・。
毎回つまらない話でのお目汚し、お許しください。
怖い話投稿:ホラーテラー ドライさん
作者怖話