短編2
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御左口 7

この箱を見てごらん。彼が持っていた箱と同じものだ。この箱には仕掛けが施されていて、普通に開けることが出来ない仕組みになっている。理由は箱の中身を知らない人達がもしこの箱を手にしても開けて中身を見たり、触れたりしてはいけないものが入っていますよって知らせるためなんだ。泥棒でさえ盗まないものだ。

開けると災いや祟りが起きると、この界隈では古くから、言い伝えてあったのだが、ひっそりと人目につかないあの場所に封印されてから、時の流れと共に忘れ去られ風化していた。

それを望んでのことだったが、万が一を考慮して君達のような子供達が入らないように念を入れてきたが、好奇心を煽ることになり逆効果だったようだ。

とにかく彼がからくりを解いて、中身に触っていることが判明した。

最悪の事態が予想される。彼だけでなく、祟りは一家まで影響を及ぼすかもしれない。

しかし今の状況では彼から詳しいことが聞けない。

だから君達が覚えている限りのことを話してほしい」

よくわからないが、A君に何か大変なことが起きているというのはわかった。

ありのままを僕とB子は神官に話した。「中央に張られた鏡の結界の中に彼(A)がいたのか!!それでしばらく意識がなかったんだな!!……………………」しばらく考え込むと神官は何かを思い出したかのようにどこかへ行ってしまった。

そこに僕達の親が血相を変えて駆け寄ってきた。

僕達がお祓いや話をしている間に、事情を巫女さん達から聞いていたようで、僕達を抱きしめながら泣き崩れていた。

A君の両親はグッと歯を食いしばって、今にも気が狂いそうな感情を必死に抑えている。

すると神官が慌てたように戻ってきた。

「A君の命だけは、なんとか助かるかも知れません!!しかし犯した罪は彼自身が償っていかなければなりませんが。

そのことでA君の御両親に理解と承諾が必要です。

別室で説明しますので御両親はこちらに」と言うと神官とA君の両親は別室に向かった。

僕達は先に帰宅してA君一家を待つことにした。

僕達は待っていたが夜になっても戻らない。

疲れがピークだったのか眠ってしまったが、翌朝の4時にA君の両親が帰ってきた。

眠っていても無意識にA君の身をとても心配していたので目が覚めた。

急いで布団から起き上がるとリビングに行った。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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