短編2
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不気味な女

怖くないかもしれないけど5年くらい前に体験した実話です。

その日は友達8人でカラオケに行っていた。何でか忘れたけどお祝いかなんかで朝までカラオケで盛り上がるつもりだった。

深夜の2時くらいだったと思う。急にテレビに緑色の服を着た女が画面いっぱいに映ったんだ(メンバー全員男だったし、店員も入ってきてなかった)明らかに流れてる映像とは関係ないってゆーのがわかった。それに8人中6人がその女を見ていた。とにかく気持ちが悪かった。

一気にテンション下がって気分転換に飲みに行くか!ってなって皆で歩いて行くことにした。

北海道で外は雪が積もっていて車も歩いてる人もいなくてシーンとしていた。

あんなことがあった後だから不気味に感じたけど皆、無理にテンションをあげて話していてるとなんか違和感を感じたんだ。

反対車線を見ると緑のワンピース着た髪の長い女が首を肩にピッタリくっつけた態勢で口が裂けるんじゃないかって位笑いながらこっちをみて俺たちと同じ方向に歩いてた。

カラオケでテレビに映った女だった。

今度は全員見てしまった。

女の態勢は異様だったし冬の北海道で夜中ワンピースで歩いてるなんて普通じゃない。それに夜道で反対車線にいるのにこんなにハッキリわかるのもおかしかった。

急に女が凄い勢いで走っていなくなっていった。顔は俺らに向けたまま笑いながら…。でも笑い声が聞こえないんだ。

男8人が完全に固まった。でも誰かがフラッと女の後を追おうとして俺らも追い掛けた。女が走り去った先は林みたいになってた。

でも積雪の中に足跡はどこにもなかった。

オチも後日談もないけど実話です。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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