短編1
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誰か…………助けて

蒸し暑い夏の夜の話。

エアコンが壊れた。

ここ最近は暑くて眠れていない。

そんな時だった。

ピーンポーン

玄関のチャイムが鳴る。

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ。

次はドアノブを何回も動かす音。

ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン。

次はドアを叩く音。

コイツはヤバイぞ……

そんな考えがよぎった。

バンッ!

扉の曇りガラスに誰か張り付いた。

「ヤベぇ!!!」

勘でコイツはヤバイと解った。

俺は振り向くこともせずベランダに逃げ込んだ。

間違いだった。

逃げ場がない!

キィィィィィィィィィィィィィィィィ!

窓の向こうの部屋で女の叫び声が響く。

おさまっ……た?

ガラ………

ベランダの窓が少し開き、干からびた手が覗く。

しまった。

ベランダ閉め忘れた……………

ベランダ越しの窓から女は満面の笑みで俺を覗いていた。

怖い話投稿:ホラーテラー 縄縄縄さん  

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