短編2
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三恐

初投稿になります。

文章能力に自信がありません…お見苦しい点等ご了承下さい。

長くなると思います(汗)

丁度…四年前の今頃の体験になります。

四年前のこの頃、私は転職が決まり引越しをしていました。

全く誰も知らない新地や、前職とかけ離れた次の仕事に期待と不安も持ちつつ、新しい部屋に荷物を運んでいました。

新しい部屋は築浅の綺麗なところで、私はかなり拘って選んだ部屋でした。(不動産好きで…設備や間取り、材質や水回りの配管等も調べてます)

大きい家具や荷物は、色々都合があって後日届く手配になっており、キャリーケースと身が一つ…という状況。

寝具も当然無く、初日は近くのホテルに部屋をとってました。

キャリーケースに詰め込んできた少ない荷物を解体し、部屋の中をアチコチ確認…

「よし。この部屋は大丈夫そうだ…」

と、一人納得して、これから必要であろう物を買い出しに行きました。

まずは…

ゴキジェット!

私は死ぬ程ゴキブリ(以後G様)が苦手。勿論得意な方はいらっしゃらないと思いますが…本当に無理なんです。

私の借りた部屋は4階で築浅、綺麗ですし部屋の見学の際にもG様のフンなどは無かったので大丈夫なのですが、気休めに購入。

その後も色々購入し、近所を散策しながら…気づけば既に20時すぎ。

結構な時間を歩き回っていた為、疲労感と眠気を感じてました。

部屋に戻り買ってきた荷物を置き、ホテルに行く為に準備をしてました。

キャリーケースの中から充電器を出そうとケースを動かした瞬間に…

視界に黒いモノが横切りました。

まさか…

そのまさかでした。

こんなにも早くにゴキジェットを発動させる事になろうとは…予想外でしたが、ちゃんと購入していた自分に感謝しつつ、敵の居場所を確認…

敵は隠れもせずに悠々と私の荷物をまさぐっています。

飛んできたらどーしようと言う恐怖から硬直状態に…ゴキジェットまでも距離があります。

私は息を殺し恐怖と戦いながら何とかゴキジェットまでの移動に成功。

しかし…

敵は一匹ではなかったのです。

なんと、部屋の角にもう一匹…さらに部屋のドアにもう一匹と子G…

なんなんだこの部屋はっ!!

完全に戦意喪失…

恐怖で過呼吸になりかけた私を救ったのは、母からの電話。

泣きながら事情を説明。母は…とりあえずゴキジェットをかけてホテルに行きなさい!

すみません、続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー 23さん  

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