短編2
  • 表示切替
  • 使い方

電話口の声

初めて投稿します。

実話なので怖くないかもしれませんし、文才ないので読みにくかったらすみません。

先日、友人と遊ぶ約束をしていて、友人が車で迎えにに来るというので連絡を待ってました。

いくら待っても連絡がないので、こっちから携帯にかけてみたんですが。

プルルル…プルルル…

友人「…」

俺「もしもし?今どこら辺?」

女の声「モシモシ…ワタシ…今ネ…」

俺「あっ!すみません。間違えました!」

電話に出たのは女の人で、番号を間違えたと思い切ってしまったのですが、よくよく考えてみるとおかしいんです。

電話する際はアドレス帳から番号を探してかけますし、声がまず全然知らない人だったからです。

たぶん友人が女の子でも連れて来てるのかなと思っていたら、友人から電話がきた。

俺「もしもし?」

友人「遅れてすまん。道が混んでてさぁ」

俺「嘘つけ!女でもナンパしてたんだろ?wwさっきの電話の女誰よ?」

友人「は?ナンパなんかしてねぇよ!しかもお前から電話なんてきてねぇぞ!」

俺「え!?じゃあさっきの誰だ?」

友人「母親に間違えて電話したんだろマザコン!」

友人にマザコン呼ばわりされた後、本当に母親に電話したのかと思い、かけてみた。

俺「もしもし?さっき俺から電話あった?間違えて切っちゃったんだけど、女の人の声したから母さんかと思って」

母親「え?別にしてないけど?」

俺「じゃあ誰だよ…」

後日談になりますが、俺が女の声を聞いた時に母親はお寺の住職とお話をしていたらしく、住職いわく

住職「あなたの家系の先祖にはお稲荷様を強く信仰していた女性がいます。息子さんの事を見ているようなので気をつけてください。」

この会話と俺の電話が同時刻で鳥肌がたった。

あの人は何が言いたかったのだろう。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ