中編3
  • 表示切替
  • 使い方

なんか変

初投稿です

長いです

詰まらなかったら申し訳ないです

今から6年前

当時中学生だった俺は

付き合っている彼女(以下A)がいたんだが

ある日

二人で地元の山の方にある心霊スポットに行くことにした

そこは元々は分校だったのだが

山に近く生徒がとても少なかったために

廃校になってしまった場所だ

Aはビビり(真っ暗だと眠れないくらい)だったが

なぜか凄い乗り気で嫌がる気配は全然なかった

深夜12時に家を抜け出し

彼女を迎えに行った

そこから1時間ほどで目的の場所に到着

見た感じ廃校って

信じられないくらい綺麗だったのを覚えてる

まずは入る場所を探してたんだけど

ガラスも割れてなくて建物のまわりを2周したとこで

ふいにAが

「玄関から入れないん?」

と玄関に走って行った

こいつはなにを言い出すんだ

と呆れながらも追い掛け

扉に手をかけたらなんと普通に開いた

奥に進んで色々教室を回ったんだけど当然なにもない

正直俺はそろそろ飽きていて

どこかで休もうと提案するとAも賛成し

奥の教室に入った

そこは職員室だったんだけど

他の教室から色々運び込まれているみたいで

机やらなにやらが溢れていた

そこで「なんも起きないねー」とか話してたその時

カラカラカラカラ

ザッザッ

音がした

誰かが歩くような音と

金属の棒を引きずるような音

俺もAもすぐに気付き顔を見合わせた

音は段々とこちらに来ている

だが幸いなことにこの部屋には物がたくさんあり

隠れる場所はいくらでもある

すぐに隠れる二人

息を殺し耳を澄ましているとドアが開いた音がした

入って来た

ガタガタとなにかを探してる

音が二手に別れた

このままじゃ見つかる

咄嗟に掃いていた靴を脱ぎ

隙を伺い窓に投げつける

大きな音をたて砕け散るガラス

それに続き叫びながら外に飛び出す二つの影

いまのうちだ!と俺たちも窓に向かう

Aを先に外に逃がす間、俺は部屋を見張る

誰もいないようだ

Aに続いて俺も出ようと窓に近づく

その時足の裏に激痛が走った

どうやら床一面にガラスが散らばってるようだ

痛い

しかし逃げなきゃいけない

窓から這い出すとAが俺の靴を持って心配そうな顔をして見ていた

ちょっと落ち着きを取り戻すと

なにかを殴る音がする

明らかに普通じゃないくらいの大きさだ

どんな勢いで、なにを使えばあんな音がするのだろうか

俺は痛みも、逃げることも忘れていた

ふいに頬を叩かれた

Aが泣きながら叩いたようだ

俺ははっと我に帰り急いでAと全力でその場をあとにした

その後

あの分校で事件があったと聞きました

内容は詳しく覚えてませんが

男が二人全身を激しく殴られ死んでいたらしいです

凶器はお互いが持っていた金属の棒ということ

それだけ聞いたらただの喧嘩だけど俺とAにはそれが不思議でならなかった

それからもう一つ不思議なのは

俺は中から外に向け靴を投げガラスを割ったはずなのに

ガラスの破片が中に散乱していたこと

これって有り得ることなんでしょうか?

この場を借りて教えてもらえたらありがたいです

終わります

見ていただいてありがとうございました

怖い話投稿:ホラーテラー 朔さん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ