後日談を書かせて頂きます。
…が、その前に一言、二言言わせてもらいます。
期待はしないでください。
実体験です。
ただ今回は聞いた話しも、含まれます。
後日談
次の日俺らは、地元に帰りました。帰りはB子がお金を出すとの事なので、高速で帰る事にしました。
まあ昼頃ですかね
そして、帰りの運転はB子だったので、後ろに座り寝てました。地元につくまで。
A子から後で聞いた話しなんですが、高速にのって走っている時、B子は少し様子が変だったそうです。
ちなみにA子は前の座席に座ってたんですが…
A子が言うには、高速であり得ない位スピードだしたり、(100キロ以上はだしていたそうです)隣を走るトラックにわざと近づいたり、目もなんとなく血走ってるように見えたそうです。
それを聞いた時は、生きてる事に感謝しました。
地元につくと、起こされたので、コンビニに寄ってもらいました。
ジュースと煙草を買って、B子を家まで送ってったんですが……
今思い出しても寒気がします。
B子が車から降りて、A子が窓を開けて
A子「また行こうねー♪」
B子「うん♪じゃあ後でメールするね♪」
など話していて、早くしろよな〜と思い、B子を見た瞬間凍りつきました…
B子の後ろに黒い服の女が立っている……
まてこいつ、つれて来たのか?いやでもあの時見たのとは違う…
そう考えていると
A子「ぢゃあまたね〜♪」
B子「じゃあまたねー♪」
車が走りだし、ルームミラーを見ると、B子の少し後ろにあの時見た下半身の無い女がいる……
俺はもう
冷や汗だらだら
顔面蒼白で
軽くパニックになっていました。
A子「どうしたの?」
俺「い、いやなんでもない」
その日はもう真っ直ぐ、家に帰りました。
終わり
と言いたいのですが、まだ続きがあるんです。
仙台の事件から1ヶ月後…
あの時の記憶もしだいに薄れてきていたころA子から電話がかかってきました
プルルルルー…
俺「はい、もしもし」
A子「あっもしもし?今から会えない?」
俺「いいよ〜♪じゃあラブホでも行く?w」
(夜だったので)
A子「いや話あるから、どっかファミレス行こう?」
俺「えっ!?あっ…うん。わかった」
A子「じゃあ向かえに行くね」
正直別れ話かと思いました。
情けないですが、正直泣きそうでした。
ついたとの電話があり、家を出て、車に乗りました。
ファミレスに行く車内は沈黙…
ファミレスは夜中だけあって人は、あまりいませんでした。
一番端の窓がある席に座り、ドリンクバーを頼むとA子が、
A子「ジュース持ってくるね」
俺「俺コーラね」
A子「わかってるよ」
待っている時間色んな事を考えていました。
別れたくないとか、別れたくないとかw
まあ少なくとも仙台の事はまったく頭になかったです。
A子が戻って来て、話そうと口を開いたので
俺は思わず
俺「俺は別れたくない!!」
A子「……はっ?」
俺「いや、だから俺は、別れたくないって…」
A子「なに言ってんの?」
俺「えっ!?いや…あの〜別れ話じゃないの?」
A子「………プッw いや違うしw」
俺「いやーてっきり別れ話かと…w いやー参った、参ったw じゃあ話しってなに?」
A子「……あのさ、B子覚えてる?」
俺「がどうしたの?丸焼きにされた?w」
A子「B子、車で事故って歩けなくなったらしい…」
それを聞いた時は、あの時の記憶力が走馬灯の様によみがえってきて、鳥肌がたちました。
A子が言うには、仙台から帰って来てから、B子のまわりでは不可解な事がおこると、相談されてそうです。夜中になると部屋中に
ズルッ…ズルッ…ズルッ…
何かを引きずる音がしてあたりを見回すと下半身の無い女が這いずり回っていたなど…
下半身がないと言っても、ただ下半身が消えてるのではなく、裂けてそこから臓器のようなものが出ているそうです。
階段から誰かに突き落とされたり
そして事故当日
B子さんは車で夜中という事もありとばしていたそうです。
そして信号が赤になったのを見たのでブレーキをかけようとした所、下半身が動かなくなってしまったそうです。
そして車と衝突…
一命はとりとめたものの、歩けない体になってしまった…
そしてB子さんは、お祓いに行く先々で「申し訳ないが、私には祓えない」
「逆に私が殺られてしまう」など言われて、断られてるそうです。
俺が聞いた話はここまでです。
いや正確には、これ以上は聞けませんでした。
あれが窓の外からこっちを見てるような気がしたから…
その後B子さんがどうなったかは、わかりません。
ただひとつ言えるのは
今夜あなたのところに
女がくるかもしれません…
自分の臓器をひきずりながら…
ズルッ…ズルッ…ズルッ…
ほら今あなたの後ろに…
怖い話投稿:ホラーテラー シエルさん
作者怖話