短編2
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足音①

中学2年の夏、俺は念願だった『自分の部屋』を手に入れた

俺の家族は、両親、祖母、姉、妹、犬の6人家族+一匹だ

その日俺は初めて自分の部屋で寝た。寂しい気持ちもちょっとあったが、嬉しい思いのほうが断然大きかった

電気を消し目を閉じる

……

……

タタタタタタッ

俺は飛び起きた。天井裏で何かが走っている

俺は部屋を飛び出し両親の下へ

俺「なんかおる!なんかおる!なんかおる!タタタタタタッって走りょうる!」

父「それは鼠じゃ」

俺「鼠!?」

父「運動会でもしょうるんじゃろ。気にするな」

鼠にビビるわけにはいかない。俺は部屋に戻って布団に入る。相変わらず天井裏では鼠が走りまわっている。だがかなり寝る子だった俺はそのまま眠りについた

数日たったある日、その日も鼠の走る音が聞こえていた

タタタタタタッ

ダダダダダダッ

タタタタタタッ

ダダダダダダッ

俺は飛び起きる。明らかに鼠じゃないやつの音が聞こえた。音からして大きい

俺は両親の下へ

俺「鼠じゃない!鼠じゃない!ダダダダッって!ダダダダッって!」

こうして思い出すと、どうやら俺はヘタレだったみたいだ……

父「それは鼬じゃ。えかったのぉこれで鼠がおらんなるで」

鼬?図鑑でしか見たことないが可愛いやつだった気がする

俺は少し安心して部屋に戻り布団に入る

相変わらず鼠と鼬が追いかけっこをしている

タタタタタタッ

ダダダダダダッ

俺(そう言えばガ○バの大冒険の鼬はすげぇ怖かった気がする……いや、ありゃあ鼠から見てじゃ)

俺は目を閉じる

タタタタタタッ

ダダダダダダッ

ダンッ!ダンッ!ダンッ!

俺(今の音なに!?いやいやいや鼬じゃ鼬じゃ)

ダンッ!ダンッ!ダンッ!

かなり音が大きい

ダンッ!ダンッ!ダンッ!

俺(鼬鼬鼬鼬鼬鼬鼬ッ!)

気が付くと朝になっていた。起き上がるとフラフラする。寝たのか寝てないのかも良くわからなかった

その日の夜、晩御飯を食べている時に祖母が口を開く

祖母「昨日なにしょったん?夜中にダンダンダンダンうるそうてばぁちゃん寝れんかったで」

俺の部屋の真下に祖母の部屋がある

俺「それ天井裏の鼬じゃ」

祖母「天井裏を鼬が走ってばぁちゃんに聞こえるわけないじゃろ。お前の部屋から聞こえてきょうたんで」

ちなみに一階と二階の間に隙間はない

②へ続く

怖い話投稿:ホラーテラー Mさん  

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