短編2
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エレベーター

昔、某放送局でお茶酌みや書類整理のアルバイトをしてた。

いまはお台場に移転して綺麗なビルになっている某放送局。

当時はすっごいふるいビルでエレベータも、ボタンを押し込むタイプ(ラジオ会館のやつと同じと言えばわかる人も居る?)だった。

そのエレベータが、良く途中で止まった。

最初は孤独感と怖さでガクブルだったけど、非常ボタン押せば、すぐに警備員さんと話が出来て復旧してもらえるので、慣れたら「またか・・」って感じになってた。

ところがある日から、そのエレベータに夜中に乗ると、下からうめき声が・・・という噂になった。

書類整理という仕事柄、作業が夜中に及ぶ事も多く、ちょっとそのエレベータを利用するのが怖くなった。

それから数週間後、深夜作業で大量のコピーを破棄しようと台車に箱をいくつも積み引きながら後ろをみぃみぃ歩いた。

エレベータのボタンを押す。

「ち〜ん」という音とともに扉が開く・・・・進もうと思うと背筋に冷たい風。

振り返ると、そこは真っ暗・・・・「・・・・箱が来てない!!」腰が抜けた・・・。

あわや8階から転落・・・というところだった。

私は部屋に戻り警備員を呼びエレベータを使用禁止にしてもらった。その日はタクシーで家に戻った。

翌日、いつもどおり出社すると、ビルの前にパトカーが数台・・。

何事かと聞くと、エレベータ坑の中に人が落ちてた・・・というのだ。後から聞いた話だが、死後数週間。

恐らく、転落してから3〜5日は生きていたのではないか・・・ということだった。

噂になったうめき声は・・・・。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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