短編2
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私たちの認識

当時、中学生だった頃の話。

今も若干そうだがメンタルの弱い俺は昔よく泣いていた。何かしら自分が責められれば一分前後で涙腺を崩す自信がある。

だからだろう、ひ弱であった事も重なり同級生の弄られる対象の一つに選ばれた。

毎日のように弄られて泣いてた。ドラマや創作であるような度の越したイジメはなかったが。

何で自分がこんな目に遭うのか、何で自分ばかり、とか。ほとんど集団で囲われてたからやり返す間も勇気もない。

一番疑問に思っていたのは、小学校から仲の良くそういう風にされた事の無かった友人まで混ざっていたことだ。全く意味が解らない。

それでも普通に学校に登校していた自分も意味が解らない。

でも中学二年になる頃には段々と落ち着いてきて、中学二年の夏を超えた後には何故かそれもなくなってきた。

それで、自分の他にもそういう対象はいたからそっちの方がよくイジメられるようになった。

それで不可解な事に俺を普通にイジメてた連中が好意的に接触してきた。

本当に意味が解らない。今まで俺をイジメてた事忘れてんのか?

まあその後は中学からの新たな友人も出来て特に何事もない中坊時代を送っていた。

それで記憶を思い返してみて一番不可解だった事は、何でだか自分はそいつらにイジメられていたという認識がなかった。

それとイジメられる対象が自分の他に代わった時に、俺までもが一緒になってその新たな対象をイジメていた事だ。

当時の友人と自分は一体どういう事を考えていたのか、サッパリ解らない。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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