短編1
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いわく付きの家

旦那がつい先日まで行ってた現場での話。

都のS区にある大豪邸のリフォームに行っていたら、ご近所の奥様に声を掛けられたらしい。

奥様「ひょっとしてあそこのお宅ですか?やっと買い手が見つかったんですね。」

旦那「?……ああ、いわく付きってやつですか?」

奥様「ええ。最初のオーナーが、家が建って一年後に急死なさったの。二人目の持ち主も、あの家を買って二年後にね。

幽霊屋敷で有名よ。それで長い間買い手が付かなくて……。」

旦那「へぇ…。」

その後、現場監督や主任に聞いたところ、

■窓も全部閉め、誰も居ないのを確認し鍵を掛けて帰ろうとしたら、部屋の中の角材や材料を覆うブルーシートが激しくはためいていた。(一部の部屋の中のリフォームなので、風が吹き込むような伽藍堂ではない。新しいオーナーも勿論まだ入居していない。)

■次の日に来て鍵を開けようとすると、中からガチャッと鍵を″閉められた″。

■使用中の電気ドリルのコンセントが引っこ抜かれている。なのに普通にドリルは動いている。

■監督が建材なんかを整理整頓した後、荷崩れする音に気付いて振り返ると、積木で遊んで放ったらかしにしたような、三角や四角の木片が散乱。

因みに新しいオーナーは過去の話も含めて何も知らされてないらしい。

本当にいわく付き物件て在るんだと感じた瞬間。

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怖い話投稿:ホラーテラー 公文式さん  

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