短編2
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真夜中の警官

息子がまだ二歳位の頃、夜中になってもなかなか寝付かず、結構大きな声ではしゃいだり遊んだりするので、夫に近所迷惑だし眠れないから公園に行けと言われ、仕方なく息子を連れて公園に行った。

息子が深夜とは思えない程、元気いっぱいに滑り台で遊んだり走ったりするのを見守りながら、

(早く疲れて眠くなって欲しいな(_))

なんて思いながら周囲を見渡すと、公園の周りをパトカーが何周もグルグル廻ってる事に気付き不審に思っていると、やっとパトカーが止まって警官二名が降りて来た。

が、何か様子がおかしい。

凄くゆっくりと近付いて来る。

本当に恐る恐るといった感じで。

私が訝しんでいると、近付いて来た警官が言った。

「こんな時間に何してるんですか?」

私が事情を説明すると、何故かホッとした様子で、もう遅いし危ないから帰るようにと促された。

仕方がないのではしゃぐ息子を連れてトボトボと家路に着く。

自宅付近の手前にある交差点に来た時、角を曲がって来た自転車に乗った若い男性が、私達親子を見て、

「うわっっっ!!」

と叫ぶと、元来た道を猛スピードで引き返して行った。

それを見て気付いた。

さっきの警官達が何周もグルグル廻ってたのは、私達親子を幽霊かもと疑ってたんだな、と。

そして今の男性には、幽霊認定されたんだな。

ごめんよ。

怖がらせちゃって。

これからは夜中に白ワンピと貞子髪は避けるね。

でも、一番怖いのは深夜二時過ぎに、うるさいからと妻子を追い出すウチの夫だと思うんだけどなぁ。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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