私、レイコっていうんだけど、ここの中学ではちょっと顔には自信があるんだ。
でもね、そのへんのハンサム君に好かれるのはそう悪い気はしないんだけど、あのヲタ田君はちょっと・・・。
私はムリ。生理的に。
あーあ、こんな話してたらのど渇いちゃった。ロッカーに水筒水筒。
コポコポ・・・
「わっ!レイコちゃんのお茶まっきっきなんだね~。それにあったかそ~。湯気でてる~。」
「だって緑茶だもん。それに寒いからってお母さんに温かいお茶にしてもらったんだ。」
ゴクゴク・・・
「あっ!レイコかえしてもらったの?」
「何が?」
「何がって・・・
。ヲタ田君がもってたから、さっきの休み時間に・・・。」
「え・・・?どこで・・?」
「・・・トイレに持っていってたけど。」
そういえばいつもよりも緑茶は黄色くてぬるかった。
それに・・・臭かった。
怖い話投稿:ホラーテラー 律さん
作者怖話