中編5
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猟奇的な彼女?

21才の時に出会った、

彼女の話。多分…怖くはないから ヒマな人はどうぞm(__)m

当時の俺は、

ナンパから合コンに切り替えて、 必ず週に一回は合コンをやっていた。

まぁ…毎晩ナンパスポットに行ってれば、

おのずと同じ顔ぶればかり揃うわけで。

その日も、あるカラオケ屋で合コンは開催された。

男3人 女3人の面子。

まぁ…合コンといっても、ひたすら呑んで、

ひたすら歌い、自然とカップルが出来上がる…

そんなパターンが多かった。

俺が少し酔いを覚まそうとカラオケ屋のロビーで1人、スロットマシーンを売っていると、

女子の優子(仮名)が、

話しかけてきた。

優子の第一印象は

おとなしい人見知りな子ってイメージだった。

まだ、ほとんど話もしていなかった。

俺『おぉ…ちょっと歌い疲れてさ、優子ちゃんも疲れた?』

優子『うん。少し疲れたかな…こうゆうの初めてで…横…座っていい…?』

俺『あぁ…どうぞどうぞ~』

しばらく 優子は、俺が打つスロットを、珍しそうに眺めていた。

優子『あのさ……』

俺『…ん?』

優子『…こんな事いきなり話したら引いちゃうかもしれないけど…………匿名係長くんと、初めて会った瞬間に、私の守護霊と、匿名係長くんの守護霊の…肩がぶつかったの……』

俺『…(゜∀゜…はい?)』

優子『それで…少し…運命感じたってゆうか…』

(不思議ちゃん…?それとも、ホントに見えるのか?守護霊が…そもそも守護霊どうしが、ぶつかったりするのか…?)

俺『ちなみに…優子ちゃんの守護霊は誰なの…?』

優子『えっとね、私の守護霊は武士だよ』

俺『…そか…じゃぁ………俺のは?』

優子『匿名係長くんのはすごく綺麗な女の人!』

俺『へぇ…』

その後、俺と優子は

お互いのオカルト体験談などで盛り上がり、

合コンが終わってからも 数回のデートを重ねて、 恋人同士になっていた。

優子は病院の娘で

双子の妹がいるらしい。 現在、医大に落ちて浪人中だとか。

優子は普段 周りにいる人間と俺とのギャップに惹かれたんだろうと、

自分なりに思っていた。

付き合いが長くなるにつれて、優子の俺に対する 執着は強くなっていた気がする。

俺は浪人中の優子が、

俺と付き合い出してから 勉強を疎かにしているこ とを心配して、

会う回数を減らすようになった。

優子『えぇ…今日も会えないの…??』

俺『最近、全く勉強してないだろ…将来は病院継ぐんだろ、俺のせいで また大学に落ちたら、優子にも、優子の両親にも申し訳無いよ…大学受かるまでの辛抱だから、日曜日は会いに行くからさ』

優子『やだよ…』

俺『ちゃんと毎日の連絡は欠かさないって!』

優子『……わかったぁ…………』

優子の気のない返事に、 多少 心配しつつも電話を切った。

その日の夜、優子の双子の妹の舞子(仮名)から電話がきた。ちなみに一卵性で、顔は瓜二つだ。

俺『もしもし…どしたの?』

舞子『優子が まだ帰って来ないんだけど、匿名係長くんの家にいる?』

俺『いや…俺のとこにはいないよ』

舞子『なんか優子、最近様子がおかしかったから心配で…前から少し変わったところは、あったんだけどね…』

俺も、優子の携帯に電話をかけたが、電源が切られていた。

そして、その日の夜中の2時に、警察から 優子を保護しているので、

迎えにきてほしいと、両親に連絡が来た。

夜中に、野球場の中に忍び込み、球場の真ん中で 1人 叫んでいたところを警察に補導されたらしい。

その日は、連絡を控えて 次の日に優子に電話をした。

俺『今、何してる?』

優子『今、匿名係長ね近所の喫茶店で、待機してるよ。いつ連絡来ても直ぐに行けるように…』

俺『…今日は仕事終わるのも遅いし、会うのは厳しいよ…?』

優子『うん、大丈夫。ずっと待ってるから。』

俺は、優子がまた奇怪な行動を起こす事を恐れて 早めに仕事を上がらせてもらい、優子のいる喫茶店に行った。

俺『とりあえず、外に行こうとか…』

優子『うん!(^^)』

外に出て、しばらく歩いていると、いきなり優子が俺の手をひっぱり

狭い路地裏まで、連れてこられた。

優子『ねぇ!キスして!早くキスしてよ!!』

俺『…いきなり、どうしたんだよ…!?』

優子『いいから!早く!』

優子が、上着のボタンを 外し始めたので、俺は慌てて優子の手を抑えた。

優子『なんなのよ…もぉ――――!!!!』

今度は、俺にがむしゃらにパンチを放ってくる優子。

以前の、おとなしい人見知りな優子の面影は、そこにはなかった。

このまま付き合っていたら、優子の将来は

狂ってしまうのでは?と 思った俺は、優子に別れを告げた。

別れてからも優子の事が心配で、たまに舞子から優子の様子を聞いていた

しばらくは、

『なんでうまくいかない…ああすれば…うまくいくはずなのに…』

などの独り言を、一日中呟いていたらしい。

後々、舞子から聞いた話しだが、

優子は、三度の飯よりオカルト的な物が好きで、 妹の舞子から見ても

それは 異常なくらいだったという。

霊的な物だけではおさまらず、 黒魔術などにも手を出しはじめていたらしい。

そして、俺と出会う前から優子の奇怪な行動は増えていったが、

舞子が、優子のオカルト的な趣味に少しでも口を出すと、普段のおとなしい優子と思えないくらい 激しく 怒鳴り散らし、 時には暴力まで振るうようになる。

俺と付き合ってから、

少し落ちついたと思っていたが、それもつかの間で、再び 別人のような優子が顔を出すようになった。

両親も、精神科に連れて行こうとしたが、

私は正常だと 激しく拒否された。

一概にも、オカルト的な物が原因とは言えないが、あまりに いきすぎると怖いんだなと 当時の俺は感じていた。

俺は、舞子に

一応、お祓いをうけさせてみては?と提案したが、 そうゆうのを全く信じない両親は、無理矢理

精神科に通わせたらしい。

俺も、力になりたかったが、あまり よく思われていなかったため、

会う事を許されなかった。

俺の霊感も中途半端なもので、都合よく見たり

祓ったりもできないため、彼女に 何があったのか真相は分からない。

俺が 言えた立場ではないが、オカルト的な趣味もほどほどにと、思わされた一件でした。

そして、もう少し自分が大人だったら、なんとかなったのではないかと、 今は、少し後悔しています。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名係長さん  

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