ある日、女の子は星を見ていました。女の子は、星が大好きです。
お嬢ちゃん、星、見たくないかい?
怪しい男が言いました。
えぇ。私見たいわ。
怪しい男はニヤニヤして私を黒いビニール袋に入れました。
苦しいよう…お母さん助けて。
私は気づくと椅子に座っていました。手錠を足と腕にかけられています。
口にはガムテープ。
んー!!むー!!
私は一生懸命声をだしました。
おーお嬢ちゃん。ここは眺めがいいから星をながめてな。ずーっと気が済むまで、見ていていい。
そういうと怪しい男は消えました。
私は怖くて下を見ていましたが、私は星と言う言葉を聞いて、目の前を見ました。
あれ…?何で赤い星なの??
何で??
グチャ…
足を上下に動かすと、そういう音が聞こえた。
下を見ると…。
きゃー!!
人の…顔。
さっきまでは遠くて、暗くて見えなかったけど…近くで見ると!!
いやぁ〜!!!
私は泣き叫びました。だけど誰も来てくれません。
もういやぁ…見ないで…見ないで…。
私の事をひたすら見つめる赤いホシ。
精神的にも、体力的にも、疲れ果てたころ。
グチャ、グチャ、グチャ。
誰か来た!!
でもそれは期待とは違うものでした。
ア・カ・イ・ホ・シ。
赤黒く光る何かは…
おの…。オノ…。斧…。
グッシャアアア…!!
私はアカイホシになりました。
みんな優しくて、嬉しいです。
今思うとあれは…ただの誘拐犯だったのかもしれません。
怖い話投稿:ホラーテラー 真昼実玖さん
作者怖話