短編2
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人星(ひとぼし)

ある日、女の子は星を見ていました。女の子は、星が大好きです。

お嬢ちゃん、星、見たくないかい?

怪しい男が言いました。

えぇ。私見たいわ。

怪しい男はニヤニヤして私を黒いビニール袋に入れました。

苦しいよう…お母さん助けて。

私は気づくと椅子に座っていました。手錠を足と腕にかけられています。

口にはガムテープ。

んー!!むー!!

私は一生懸命声をだしました。

おーお嬢ちゃん。ここは眺めがいいから星をながめてな。ずーっと気が済むまで、見ていていい。

そういうと怪しい男は消えました。

私は怖くて下を見ていましたが、私は星と言う言葉を聞いて、目の前を見ました。

あれ…?何で赤い星なの??

何で??

グチャ…

足を上下に動かすと、そういう音が聞こえた。

下を見ると…。

きゃー!!

人の…顔。

さっきまでは遠くて、暗くて見えなかったけど…近くで見ると!!

いやぁ〜!!!

私は泣き叫びました。だけど誰も来てくれません。

もういやぁ…見ないで…見ないで…。

私の事をひたすら見つめる赤いホシ。

精神的にも、体力的にも、疲れ果てたころ。

グチャ、グチャ、グチャ。

誰か来た!!

でもそれは期待とは違うものでした。

ア・カ・イ・ホ・シ。

赤黒く光る何かは…

おの…。オノ…。斧…。

グッシャアアア…!!

私はアカイホシになりました。

みんな優しくて、嬉しいです。

今思うとあれは…ただの誘拐犯だったのかもしれません。

怖い話投稿:ホラーテラー 真昼実玖さん  

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