短編1
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階段。

 

 いつものように、家に帰ってきた。

 「ただいま~」

 「おかえり~」 と、夕食の準備に忙しそうな母。

 

 疲れきってて、取りあえず部屋に部活のバッグを肩からずり落とし、ベッドに座ろうとした瞬間、携帯が鳴った。

 

 「あ~もしもし~、ケンちゃん?帰ってる?今、お母さんまだスーパーにいるからもぅ少し待っててね~」

  

 まぎれもなく母の声だった。 

 

 なぜか無意識にドアの方に目がいき、

  その静寂の中から

 

 「 トン、   トン、   トン、 」

 と、階段をゆっくり昇ってくる音が近づいてきた

 

 

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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