中編3
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予知能力

俺の一つ上にHという女の先輩がいた。Hは同級生の

姉貴なんだがとても不思議な能力の持ち主だった。

俺が中学の時の話。

もともと変わった人物で学校もあまりこないし友達

などと一緒にいる事はおろかしゃべっている事も

ほとんど見たことがない。学校に来るとほとんど

保健室で一日を過ごしたり急に独り言を言い出し

たりするなど普通ならいじめられる対象になりそう

だがHはいじめられることはなかった。なぜならHは

不思議な能力がありみんなはそれを気味悪がって

いた為近寄ることすら危ないと感じていたからだ。

担任の先生や保険の先生、気に入った先生には

自分が霊を見たり感じたりすることが出来る、予知

能力がありいろいろと当たる事、実際あった話や

先生たちに憑いている守護霊などを事細かに話た

りしてたみたい。もちろん先生達は信じてなかった

しHが楽しそうに話す姿を見てどんな話でも嬉しそうに

聞いていた。そうすることで学校に行く楽しみに

なればと考えたからだ。それでもHは休んだり来たり

の繰り返し。先生もいろいろ大変だった様子。

修学旅行も近づきHは行きたくなかったみたいだが

先生達の説得でいく事を決意する。

そして修学旅行も数日後に迫ったある日。Hが

「この旅行は事故が起こりやすいです。けが人も

でます。中止にしたほうがいいですよ」

と担任に忠告した。その時は大丈夫だよ、考え過ぎ、

と担任は言ったそうだがそんな中Hは語りだした。

「☆君、★さん、怪我、□君と▼君は熱発、β君

は骨折するよ」

といいそのまま教室から出ていった。

そして修学旅行当日。Hはその時も今からでもやめた

ほうがいいという。それでも大丈夫と担任はいい

そのまま九州へと出発。初日何事もなく終了。

もちろんHが言ったことなど気にもしていなかった担任は

Hの言ったことなど忘れていた。しかし次の日の朝

Hは担任に

「今日から始まりますよ」

と言った。その日を境に引率した先生達の苦悩と

恐怖の日々が始まった。まず☆君は枕投げで怪我。

★さんも軽症。□君と▼君は原因不明の高熱。

β君は階段から落ち骨折。すべてHの言った通りに

事故が起こる。この時初めてHの助言を思い出した

担任はすぐさまHの元に。Hは

「言った通りじゃないですか。まだ信じないのですか?」

担任はこれから他にも何かが起こるか尋ねた。すると

「帰りの飛行機は2台でわかれて乗ってはいけま

ん。今入院している2人も治る治らないにしろ一緒

につれて帰ること、それが出来なければどっちかの

飛行機に悲劇が起こります。必ずです」

先生達はすぐさま学校に連絡。校長、教育委員会

、航空会社と連絡を取り今までの経緯を説明。

運良く平日の旅行だった為、大型飛行機に数百の

空きがありその1台で学年全員が搭乗。原因不明の

高熱の2人も医師同乗の元搭乗。無事飛行機も着

陸し、そのまま2人は病院へ入院。

無事に旅行が終わり大事には至らなかった。

後から担任が聞いた話では分けて乗るはずだった

もう一台の飛行機が種発前にエンジンか何かのトラブル

で1時間ほど遅れたとのこと。もし乗っていたら

と考えると怖くなったとその担任は言っていた。

そのHだが、実は祖母が陰陽師?(巫女的な人物)の

孫らしく、他の家族にはなく祖母の(能力)を引き

継いだのがどやらHらしい。

その他にも「地下鉄サリン事件」で某県で断水に

なった事があったがその時も事前に予知しており

担任にも話していた。この事は噂を聞いたテレビ

局がHに取材をしたいと学校まで押しかけてきたこ

ともあったほどだ。

この話は本当にあった話。俺にこの話をしてく

れたのが当時Hの担任だったから。

その後は特に目立ったことはなかったのだが一度

Hが喋っていることを聞いたことがある。Hは

「狐さんたち、あまり学校内を走り回ったらだめ!!」

と自分には見えない何かに話しかけていた。

怖い話投稿:ホラーテラー 城埼さん  

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