ちょっと怖い地域の行事があります。
1月15日。松飾りをはずして笹の葉を飾り、餅をつき、厄払い。
また、ヤッカカシと呼ばれる、焼き豆腐・昆布・小魚を刺した串を、家の四隅に刺す。
『おしらさまあそばせ』おしらさまを祀る家に女性たちが集まり、いたこを招いて託宜を聞き、会食。
夕方に子どもたちが「おーすんよぅ、おーすんよぅ、今年もさがなが大漁で……」と言って菓子を近所の家々から貰ってまわり、コーセーサマと言う神社に集まる。
そしてナモミと言って夜に地区の青年団が恐ろしい面をつけてみの藁をまとい、土足で家々に上がりこみ地域の子どもたちを怖がらせる。
家の人は御神酒を振る舞う。
鬼ではなく春に訪れる福の神。
昔はきちんとやっていたようですが、今は地域の行事を知らない家が増えているようです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話