姉の不思議〜死後の予知〜

中編3
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姉の不思議〜死後の予知〜

姉が亡くなって半年

夢を見た

私はベットに寝ている

気付くと姉が赤ちゃんを抱いて立っていた

姉は何も言わず赤ちゃんを連れて部屋を出ようとする

「お姉ちゃん赤ちゃんどうするの?」

姉は何も言わず去って行った

そこで目が覚めた

夢が気になり

産婦人科を受診した

結果

流産

着床はしたけど胎嚢(赤ちゃんが育つ袋)が出来る前に剥がれてしまった可能性があるとの事

正確には着床に失敗した流産で科学(的)流産

科学流産は避妊をしない妊娠可能な女性のほとんどが経験している

ただ着床と生理の時期が重なるため気付かない事がほとんどだそうだ

私は周期が不順ななためこれまでも何度か科学流産に気付いていた

元々妊娠まで居たってないからあまり気にはしていなかった

そして

もう一つ検査でわかった事

子宮がんの細胞が見つかった

これはよくわからないが(がんってだけでショックで話し聞いてなかった)

まだがんにはなってないとかで定期的に削りとれば大丈夫らしい

ただ気付くのが遅れていればがんになっていたそうだ

夢で何も言わなかったけど

姉は早く病院へ行かなければならない事を教えてくれただと思う

姉の予言は判断が難しい

亡くなってから姉は度々夢に現れる

昔の光景だったりが多いけどそうじゃない時もある

ただどれが予言でどれがただの夢なのか判断出来ない

姉は夢の中で言葉を出す事はない

ある日の夢

幼い私達は遊んでいる

昔の思い出

近所の子と自転車で遊ぶ光景だ

幼少の頃は毎日のようにやっていた事だった

お姉ちゃんはなかなか補助輪が取れなかったんだよなぁ

懐かしいなぁ

私はこれを予言として判断する事はなかった

目が覚めて時間を確認する

寝坊だ

仕方ない

自転車で行くか…

いつもは電車と徒歩で1時間程かけて店に行く

自転車で行けば30分だけど帰りが遅くなるのであまり使ってなかった

その日の休憩時間

せっかく自転車で来てるから と近くの姉妹店に行く事にした

行かなきゃよかった

姉妹店からの帰り道

車との接触事故

怪我は捻挫程度だったけど

痛む足をかばいながらも店に戻り

病院に行く事も出来ず仕事再開

痛む足で自転車に乗り帰宅した

自転車で行かなければよかった

遅刻しても困るのは自分だけなのに

姉妹店とかどうでもいいし…

そんな事を考えながら眠りに着く

また姉の夢

昨日の続きかな

自転車で遊んでる

懐かしい

そこで私は転んだ

足を痛がってる

そうだ

思い出した

この時

姉より早く自転車に乗れて嬉しくて浮かれて捻挫したんだ

予言だったのかな

ってか予言なら2日に分けないでよ

気付かないじゃん

足痛いし

これも仕返しか?

仕返しだよね?

姉のやりそうな事だ

きっと今頃

足を摩る私を見て笑ってるんだろうな

とりあえず

次の休みは実家にでも帰るかな…

そして

謝ろう

とりあえず

謝っておこう…

怖い話投稿:ホラーテラー 塩昆布 さん  

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