短編1
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接客のお仕事

以前、接客のアルバイトをしていたことがある。

接客は、自分の範囲内の仕事ではないのだが、色々金銭的に切羽詰っていた為、仕方なしに働くことになってしまった(情けな…)。

店長やベテランの指導の下、親切に色々教えて貰った。

サービスの水に入れる氷は、3個。

お客様の見えない場所で、ゴミ処理をすること。

そして、特定のお客様がご来店した場合は、出すお水は必ず人数分より1つ少なめに出すこと。

そ、何がどうなのか、私も分からないのだが、“特定のお客様”が来られた時だけ必ず人数を一人多く数えてしまうのだ。

店長に色々聞くと、前任の店長からそう聞いただけとしか言わない。

いつの間にか出来た決まり事らしい。

現店長に言われたのは「特定のお客様が、不快に思わないようにしなければならない」と、最高の接客を教えてもらった。

つまり、私達接客する側が、配慮を払うのだと。

その後、近くの飲食店で働く知人に聞いてみたが、やはりその特定のお客様が来る時は、お水を一つ減らして持っていくルールがあるらしい。

だから、特定のお客様は、いつも一人憑いてくる事を知らない。

怖い話投稿:ホラーテラー 神楽さん  

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