短編2
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バス

女子高生が友人の家に行き遅くなってしまった。

父親が迎えにくる予定だったが用事が出来てしまい来れなくなったので彼女はバスで帰ることにした。バス停でしばらく待っているとバスが来た。バスは停車するときになぜか凄いクラクションを鳴らしたので彼女はとても驚いた。

しかもバスに乗ろうとすると、運転手が物凄い形相で彼女を睨みつけている。彼女は乗ろうかどうか迷ったが結局乗った。

その運転手は運転中も「ああ!」と大声を出したりうめいたり普通に見えなかった。しばらく走って突然停車。

「ちょっと!お嬢さん、こっち来て!」

と彼女を呼んだ。彼女は不安になったが運転席のそばに行った。彼女と一緒のバス停から乗った男性も運転手のあまりの言い方に、後ろの席から心配そうに見ていた。

「ちょっとあんた、定期見せてよ」

と言われて、おかしく思いながら定期券を出す。

「あーやっぱりな、これ偽造だよ」

「え?違います」

「偽造だよ、偽造。だってここの名前のところなんかこすれて読めない」

「それは運転手さんが今こすったからでしょう?私はちゃんとお金を出して買いました」「いや、これは偽造だね」

そして

「営業所まで来てもらうからね」

なんと言うことだと彼女は怒り、悲しくなりましたが、運転手は許してくれない。彼女は座席に戻り泣きながら携帯で母親に電話した。母親はビックリしてすぐに営業所に来てくれることになった。

彼女の泣く様子を見ても運転手は平然と

「全く今の女子高生は図太いからなあ」

などと言っている。営業所は終点。そこの駐車場でバスを停め、一緒に乗っていた男性を先に降ろし、彼女を営業所の事務所に引っ張っていった。既に営業所には母親が来ており

「一体どういうことなの?」

すると運転手は打って変わって優しい態度になり

「さっきは怖がらせてゴメンね、実は…」

彼女がバス停で待っているときに、後ろの男がナイフを手に持っているのが見えた。男はバスに乗ってからも座席を彼女の後ろに移動したりして、隙を狙っていたという。

「お母さんが来たからもう安心だ。これからは夜に気をつけなさい」

と言われ、彼女は母親の車で帰った。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名ゅあさん  

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運転手の機転の良さがイイネ!