短編2
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黒色のタクシー

彼から聞いた話です

仕事を終えた彼は家にむかい一人で車を運転していました。

時間は夜中の12時すぎごろです。

人通りの少ない町で明かりは消えて静まりかえっています。

交差点で信号まちしていると、左から黒いタクシーがやってきました。

ゆっくり、ゆっくりと彼の車の前を横断しています。

人通りの少ない町なので見渡す限り車は彼とそのタクシーの2台のみです。

そのときは 「やたら遅いタクシーだなあ」としか思わなかったそうです。

何日かたったある日

夜中の12時ごろに同じ交差点で信号まちしていました。

また、左から黒いタクシーがでてきました。

とてもゆっくりとしていて黒色だったので前見たタクシーだと思いました。彼の前を通過していきます。

「こんな夜中に誰が乗ってるんだろ・・・」

よくみると後ろの座席には女性と息子らしき5歳くらいの男の子が乗っていました。女性はうつむいていて顔は見えませんでしたが、キョロキョロしている男の子はどこかで見た事ある顔です。

ボーっとタクシーを見ていました。

「・・・あれ?」

彼はおかしいことに気づきました。

どうみても運転席に人がいないのです。

しかも夜中なのに車のライトがついていません。

でも車は透けもせずはっきりした形で進んでいます。

怖くなった彼は急いで家に帰りました。

後日、母に話すと「あ~あんたも見たんかあ」と言われました。

ここらでは有名な幽霊タクシーだそうです。

なんと そのタクシーの乗客は彼の親戚のお嫁さんと息子なのです。

その親戚は愛人のマンションにいりたびり家にあまり帰ってこなかったそうです。

車を持ってないお嫁さんはタクシーを使って息子と夜な夜なドライブをしていたそうです。

そんなある日、不注意で家が全焼してお嫁さんと息子は亡くなりました。親戚は愛人といたため生き残りすぐに愛人と結婚しました。

それから幽霊タクシーが現れはじめました。

別の人の話だと横からそのタクシーが信号無視してぶつかってきたけど通り抜けたそうです。

数年後 親戚は病にかかりに亡くなりました。病気の原因は不明です。

「天罰がくだったんだよ」

彼のお母さんはそう言っていました。

親戚が死んでからは幽霊タクシーが現れることはなくなりました。

以上で終わりです。

彼の家系は霊が見える体質でたくさん霊体験があるそうです

怖い話投稿:ホラーテラー きゃねさん  

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無機質だけどタクシーって。