短編2
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かまいたち

この話は僕が実際に体験した不可解な出来事です

僕が中学2年の夏の日の事です。

日光が暑苦しいほど照りつけており、

すぐにでも日焼けしてしまいそうな日でした。その日、私は、友人達5~6人のグループで探検をする事になりました。

僕らが探検に選んだ場所が、周りが木に囲まれている廃棄の工場でした。

その場所は昼間だというのに薄暗く、

何か異様なふいんきの場所でした。

A「ここ入ってみようぜ!」

BとC「いゃだよー」

E「お前ら弱虫だな!」

D「うっせーよ!」

僕「そんなに戦争はしないで下さいね」

僕がそう言うと、わかってくれました。

意見が合わないままその工場に入る事になりました。

B「うぁーマジ怖いっす」

しかし他の四人は、静まり返ったように、辺りを見回していました。

しばらく歩いていたら

「ジョジョ.....ジョジョ」

EとA「痛ってーー」

薄暗くて余り何も見えない場所で何かが、物凄い速さで飛び回っているのです。

AとD「コウモリかなー」

B「そんな訳ねーだろー!」

E「そんな訳ねーじゃん!」

皆、声を合わせて

「あれは何なんだー」

みんな無我夢中で逃げ回り、なんとか出口にたどり着きました。

そして、みんな余りの恐怖に、お家に帰ると言って自転車に跨りそのまま

お家の方角に帰って行きました。

僕は一人取り残されました。でもその時、妙に額が痛いと思い触ると

血がついていました。手や首にも

軽い切り傷がありました。僕は何かその場に居るのが怖くなり、すぐに

帰宅しました。そして、次の日の

事です。友人達と話をしている時、

昨日の事を話題に出すと

みんな青ざめていました。

僕は気になったので、あの時何かをハッキリと目撃していたBに聞くと、

B「あのね........実は!」

「両手に鎌を持った男性がこちらを見てた」

その後Bは立派な社会人になりました。

僕は不思議に思った。鎌で切ってかすり傷て.........

どんだけ切れない鎌を拵えてたのだろう。

僕は、姿形が見えなかった。SPEEDがある物の怪だからでしょうね。

にしても僕はみんなの口調の方が

怖がった。

暑い暑い日の出来事でした。

花子さん「ギョーーーーーー」

怖い話「かまいたち」でした。

怖い話投稿:ホラーテラー 低脳さん  

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