これは私が本当に体験した話です。
私が初めて携帯をもったのは12歳の頃でした。
毎日のように夜遅くまで携帯をいじって寝不足の日々でした。
ある日の夜の事です。
私はマンションに住んでいます。なにか違和感を感じた私はカーテンを開けました。
すると、向かいのマンションの部屋の男の人がカーテン越しに私の部屋を瞬きもせず見ているのです。
私は怖くなりました。
この日に限って両親は仕事のため朝まで帰ってきません。
どうしたらいいかわからなくなった私は、ベッドに潜り込み携帯を握りしめていました。
すると、次の瞬間………
♪プルプルプルプル♪
え!?こんな時間に誰?
見ると、登録してない番組からでした。怖かったのでその電話には出られませんでした。
夜遅かったため、私は知らない間に眠りかけていました。
また電話が鳴ったのです。
その音にびっくりして起きました。誰からきたのかも確認しないまま、私は電話に出てしまいました。
「………ずっと…見ているよ」
男の人の声でした。
私は携帯を即切り、耳をふさぎました。怖くなって震えてしまいました。
5分おきぐらいに電話が鳴ります。
その日を乗り越え、朝になりました。
お母さんが帰ってきて「なんか外に警察がいっぱいいたよ」
母に聞くと、向かえの家の人が首吊り自殺をしていたのです。
私が目が合っていたのはその男の人だったのです。
私は少し安心しました。
その後ゾッとしました……。
あの電話はなんだったのでしょうか……
最後にこの前知った話なのですが、自殺をした人は目を閉じて亡くなっていたそうです。
「………ずっと…見ているよ」
怖い話投稿:ホラーテラー 娜李娜繼さん
作者怖話