中編3
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心霊スポットにて…

ある日の深夜

友人と二人でドライブをしていました。

特にする事もなく、車を流しながら話をしていると、

地元ではまぁまぁ有名な心霊スポットの話題になりました。

そこの心霊スポットは

低い山になっており、中央に溜め池、まわりには火葬場と無数の墓地があります。

その溜め池に、子供が落ちて亡くなる事故がよくあったり、

何年か前には、墓地にて殺人事件も起こったり―…

と、それなりの曰く付きの場所です。

暇をもてあましていた私達は、話の流れから、そこへ肝試しに行ってみることになりました。

車で山を登りはじめると、雨がパラついてきました。

『タイミング良く雨なんて降りだしたし!wなんか、気味悪いよね〜w』

なんて言いながらも車は溜め池へと差し掛かりました。

溜め池のまわりを囲むように無数の墓地。

霊感のない私達でしたが《心霊スポット。深夜。雨。》というシチュエーションなもんで、もしかしたら何か出るかもしれない!という、ドキドキ感でいっぱいでした。

そして

溜め池の周辺をゆっくりと車で一周しながら、

脇の草むらに設置してあるベンチの前を通りすぎた時に私は《それ》を見てしまいました。

車のヘッドライトで照らされたベンチの上に、人影が…。

よく見てみると白髪頭のおじいさんがポツン―…と、座っていたのです。

驚いた私は、運転席の友人に

「ねぇ!いまの見た?」

と、問い掛けると、友人は車を走らせながら

『え?何?何かあった?何も見てないけど』

と、キョトンとた顔をしていました。

一瞬、私の見間違いか?とも思ったけど

「さっき、ベンチにおじいさんが座ってた。見えなかった?こんな真夜中にこんな場所に人間なんて普通いないよね!?まして雨降ってるし…」

と、私が言い終わると同時に

『マジで?俺も見たいwよーしっ!Uターンだ!』

と、車をクルリとUターンさせ、

さっき私がおじいさんを見たベンチのある場所へと戻ってみることになりました。

「ほら!あそこ…」

私が指を指したベンチには、先程と変わらず白髪頭のおじいさんが座っています…。

おじいさんは、何をするでもなく、無表情でただただ前方をジーーーッと見つめているだけ。

『どこ?』と車を停車させて、《それ》を探す友人。

そして、友人もそのおじいさんをついに目撃。

『うわ…あれ幽霊だよな…。なんか頭痛くなってきた…』

と友人は固まってしまい、逃げたいのにそのベンチの前から車を発進させることも出来ずに、

二人で只、そのおじいさんを見つめていました。

次の瞬間……

おじいさんは自分の横に置いてあった

ジョージアの缶コーヒー(たしか、青のエメラルドマウンテンw)をゴクリと飲んで

アクビをしながら、ポリポリと頭を掻いたのです。

私達は、ココでやっと幽霊じゃなく

ホームレス(または、少しおかしな人)なんだ!と気付き

顔を見合わせて一瞬の沈黙の後―…爆笑。

なんだか気分も醒めてしまったので

それにて肝試しも終了となりました。

霊感も何もない私が唯一出くわした

なんちゃって心霊体験のお話でした。

長文、下手な文章のうえに、怖くなくてごめんなさい。

最後まで読んでくださりありがとうございます

m(_ _)m☆

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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