短編2
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ある夜の出来事

〇〇スカイラインというライダー達には有名な峠道、そこにある一軒の小さなドライブイン

夜中の2時頃になると若い女の幽霊が出ると噂になった

僕は友達と二人で見に行く事に…

1時半頃に噂のドライブインに到着

車を駐車場の真ん中に停めて2時になるのを待った

2時…特に何も起こらない

2時半…何も起こらない

3時…起こらない、友達は既に寝ている

3時半…僕も眠くなる

4時…辺りは少し明るくなり始めた

そして…寝てしまった

コン、コン…

コン、コン…

車の窓ガラスを叩く音で目を覚ました

見ると誰もいない、助手席には友達が寝ている

「気のせいか…」

僕は寝ようと思い、倒した車のシートに身体を戻した

足をハンドルに乗せようとして頭だけ上げると、フロントガラスに女の顔が僕を覗き込むようにハリ付いていた

僕は声も出せずに女を見つめていた

女はニタァ〜と笑い、フロントガラスを両手でバンバン叩き始めた

声が出ない…身体も動かない

恐ろしさのあまりキツく目を閉じた

フロントガラスをバンバンと叩く音だけが聞こえる

「うわぁぁー!」声が出た

「んっ!?どうしたぁ!!」と助手席の友達が目を覚ました

「女、女…」僕は『女』という言葉だけを友達に向かって連呼していた

「おんなぁ…どこに?」

いつの間にか女の姿は消えていた

「い、今ここに…フロントガラスから女が、、、覗いた」

「本当にぃ〜?夢でも見たんじゃね!?」

友達が車から降りて辺りを見回したが誰も居なかった

「もう帰ろう」と言う友達に黙って頷いた

辺りはまだ薄暗く…

薄暗い?車の時計を見ると3時40分過ぎだ

僕は鳥肌が立った

何も言わずに急いで車を走らせた

「あっ!?」友達が指を差す

「女がいる!?あそこに女が立ってるぞ!」前方を指差し友達が驚いたように言った

僕には見えない、何処にいるのか分からない

「あれぇ?いなくなった」

友達は女が居たであろう方向に頭を向けている

車がその場所を通り過ぎ友達は後ろを見ながら

「おかしいなぁ?あれ絶対に幽霊だぜ」

そう言う友達を後部座席に座り、ニヤニヤ笑いながら見つめる女がバックミラー越しに見えた

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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