短編1
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あの世からの尋ね人

私は葬儀会館でコンパニオンをしています。コンパニオンといってもお酌等をするのではなく、葬儀全般を担当するのが仕事です。なので遺体を見ることはただただあります。                  

ある男性の葬儀につかせて頂いた際、私は通夜が終了した後に使用した湯のみ等を洗っていました。                  

突然後ろから低い声で「すみません」と声をかけられました。とっさに「はい、どうされましたか?」と振り向こうとしたとき、ふと気がつきました。そこは従業員しか入れない所だったのです。しかも誰も下の階から上がってきていないのです。私はこの世に存在しないものを見てしまうんじゃないかと察知し、振り向かずにその場で硬直してしまいました。                                

その状態のまま何分たったのでしょうか。同僚のコンパニオンに肩をたたかれ、我に返りました。しかしその男性が私に何を言いたかったのか、何を伝えたかったのか未だわかりません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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